四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『簡単に考えてみる』

2026.09.04

「0.24キログラムで600円のケーキがあります。1キログラムの値段を求めなさい。」


小学4年生の二学期初回の授業単元「小数と分数」で学習する内容です。保護者の皆様であれば、すぐに式が思い浮かぶはずですが、この問題で悩む小学生は意外に多いのです。そんなときには「整数に置き換えて考えてごらん」というアドバイスをします。たとえば「2キログラムで600円」であれば、1キログラムの値段を求めるのに、「600÷2」という式がすぐに思い付くはずです。同じように考えれば、
600÷0.24=2500(円)
という式で解けることに気が付くでしょう。


小学3年生で学ぶ「わり算」の単元で、「割られる数」と「割る数」の考え方がきちんと定着していれば、出てくる数字が「分数」でも「小数」でも、どのような計算をすれば解けるかというポイントに思い至るはずなのですが、やはり、「分数・小数」が出てきた瞬間に難しく感じてしまう生徒が多いようです。


次の傍線部の「の」のなかで、同じ用法のものを1組選びなさい。
『大きなバラ「の」花がたくさん咲く庭「の」ある家に住む「の」が私「の」夢だ』


小学5年生国語の文法単元で出てくる問題です。この問題も「置き換えて考える」という手法で解くことができます。
『大きなバラの花がたくさん咲く庭「が」ある家に住む「こと」が私の夢だ』
中学生の文法的な解説をすれば、助詞「の」には大きく分けて以下の三つの用法があります。
①連体修飾を作る「の」→名詞+「の」+名詞
②主語を作る「の」→「が」に置き換えられる
③準体言(体言の代わり)の「の」→「もの」「こと」に置き換えられる
「置き換えて考える」という思考方法を使うことで、文法的に深い知識がなくても、正解にたどり着くことができる問題になっています。


難しく見える問題でも、自分の知っている知識や方法に「置き換えて考える」という思考方法は、中学受験の問題を解くときにも非常に有効な方法ですが、さらにその先の未来にも活用できるはずです。実は、中学入試へ向けた学習を進めていくなかで身につけてもらいたいのは、こういった「思考方法」の基盤なのです。算数で教わる「思考方法」、国語で使う「考え方」などは単元の枠をこえて、他科目の学習にもつながっていきます。中学校から学ぶことになる「外国語」の学習にも役立つものも多くあります。単に「解き方」を覚えるのではなく、難しく感じたときの「切り抜け方」=「考え方」を意識して身につけるようにしていただきたいと思っています。

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