四つ葉cafe 福田貴一中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『夏期合宿・夏期集中特訓へ向けて』

2023.07.28

早稲田アカデミーでは、夏期講習会が続いています。
私の校舎でも、毎日朝から活気のある授業が展開されています。授業の始まる前に教室前の廊下で騒いでいて先生に注意される生徒もいるのですが、それも夏期講習会ではよくある光景です。「夏休み」という解放感からくるものなのでしょうか。教室で授業を受けている生徒たちの表情もいつもより明るく感じます。昨日、小４の生徒が「先生、私は毎朝ラジオ体操に行っているんだよ」と話していました。

夏期講習会中の家庭学習は順調でしょうか。講習会中は毎日授業があり、宿題も課されます。学習効果を高めるための一番のポイントは、「その日の授業で出された宿題は、その日のうちに終わらせてしまう」という点です。夏の生活面での留意点は毎朝決まった時間に起きるという点になります。その点では「ラジオ体操」は効果的なものだと思います。朝の授業がある学年については、塾に行く時間ギリギリに起きてしまうと、授業中もまだ頭が回転せずにボーっとしてしまうこともあると思います。起床時間と就寝時間を中心にうまく「夏のペース」をつくるようにしてください。

さて、早稲田アカデミーでは、夏の恒例行事となっている「夏期合宿・夏期集中特訓」の準備が進められています。新型コロナウイルス感染症の影響で、「夏期合宿」は２０１９年を最後に、２０２０年からの３年間実施を見送ってまいりました。ただ、やはり「夏に集中して学習する」ことは、お子さま方の成長のために非常に重要であることは間違いありません。「安心して安全に、そして集中して学習に取り組める」という目的をもって、合宿で培ったノウハウをもとに「夏期集中特訓」をスタートいたしました。宿泊が伴うものではありませんが、同じ目標を持った他校舎の生徒と、同じ教室で切磋琢磨し合う中で「刺激」を受け、一段高い「自覚」を持ってもらえる期間になります。学習へ向けた意識が大きく高まる４日間、５日間となるはずです。意識面だけではなく、学習面においても非常に密度の高い授業が展開されますので、大きく向上できるはずです。今年は「夏期集中特訓」は小５・小６で実施となります。

そしていよいよ、小４では今年から「夏期合宿」が再開となります。楽しみにしてくださっていた方も多いと思いますが、想定よりも多くの皆様にお申し込みをいただきました。小４ですので、「サファリパーク」「空中散歩」「キャンプファイヤー」という楽しめるイベントもあるのですが、やはり早稲田アカデミーの「合宿」ですので、何よりも「授業」がメインです。その授業も先生たちが工夫をこらして、「楽しめる」ように準備をしています。「楽しめる」とはいっても「おもしろおかしく」授業をするわけではありません。小学４年生たちの目線に立って、生徒たちの知的好奇心を駆り立てるような授業内容をご用意しています。ご参加を予定されている皆様は、ご家庭でも「授業を楽しんできなさい」とお声がけいただければと思います。

早稲田アカデミーの「夏期合宿」は「日本一の規模の勉強合宿」と言われていました。今年は「夏期合宿・夏期集中特訓」という形になりますが、やはり「日本一の規模の学習イベント」といっても差し支えないと思っています。８月４日から８月１３日までの期間、本当に多くの皆様にご参加いただくのですが、全体ではたくさんの生徒であっても、それは大切なお子さま一人ひとりの集合なのであって、一人でも「合宿になんか行かなければよかった」「集中特訓は意味がなかった」と思う生徒をつくってはいけないというのが早稲田アカデミーの理念です。そのために、いまは非常に精密な準備を進めています。合宿でも集中特訓でも、クラスを決める場合には校舎と本社が連携し、お子さま一人ひとりの成績に合わせて適正なクラスにお入りいただくようにしています。非常に多くの人数が一つのホテル・会場に集まりますから、各校舎でのクラスよりも、一つ一つのクラスにいる生徒の成績分布はせまい範囲のものになります。つまり、ほとんど同じ成績の生徒が同じクラスに在籍することになるわけです。ですから、成績をしっかりと拝見した上で、クラスを決定しているわけです。

普段の教室を離れて新鮮な気持ちで参加し、同じレベル・同じ目標を持ったライバルたちと競い合う環境。その授業で扱った内容は、とても高いレベルでお子さまの中に定着します。ですから、よりたくさんの学習内容を密度高く展開できるように授業・テキストともに準備を進めているところです。

夏期合宿・夏期集中特訓にご参加予定の皆様、参加前には体調にご留意いただき、万全の体調でお越しください。きっと、ここから先の成長につながる「なにか」をつかめるはずです。