四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『来年はどんな年に……?』

2018.12.05

気が付けば12月。私が勤務している錦糸町校のそばにも、大きなクリスマスツリーが飾られています。そろそろ来年のことを考え始める時期になってきました。来年は元号が変わるという、ある意味で「節目」の年です。


街の書店や文房具店では、来年の手帳やカレンダーが店頭にたくさん並び始めました。私も「新しい手帳」を買わなければならないと思っているところです。さて、この時期の保護者会などで、私は「お子様専用のカレンダー」をつくることをおすすめしています。先日実施された小学校2年生の「冬のチャレンジテスト」では、がんばって試験を受けた「お土産」として、早稲田アカデミーオリジナル「2019年卓上カレンダー」をプレゼントさせていただきました。


小学校3~4年生になると精神的な成長にともない、「計画性」が芽生え始めてきます。もちろんまだまだ自分で計画を立てて、その通りに進めることは難しいかもしれません。しかし、今日と明日のことくらいしか具体的にイメージできなかったお子様が、一週間、一カ月という期間を頭の中に置いて考えることができるようになってきます。さらに、ある程度未来のことが見えるようになってくると、「いつ何があるか」だけではなく、「目標を定めてそこに向けて努力をする」ようにもなってくるはずです。


目標を立てたり、そこに向けた計画を立てたり、という行動はお子様の生活を充実させ、前向きに取り組む気持ちをつくっていきます。「今週はテストがあるからがんばらなきゃ。だけど、来週の日曜日は家族でお出かけだ!」そんな気持ちをつくり、毎日を充実させるために、「お子様専用のカレンダー」はとても効果的です。


ただ、「お子様専用のカレンダー」は用意しただけでは効果はありません。お子様自身が興味を持ち、うまく活用していくこと大切なのです。そのためのポイントをいくつか挙げておきます。


①お子様と一緒におつくりください
カレンダーを自分用につくることでお子様は先が見えてくるようになります。日付の欄に文字を書き込むのは保護者の方でもよいのですが、なるべくお子様と一緒におつくりいただくことをおすすめします。テストなどの学習予定ではなく、まずはお子様自身が楽しみにしているイベントなどからご記入いただくのが良いでしょう。例えば、お子様やご家族の誕生日などから書き込んでいくと楽しくおつくりいただけると思います。


②カレンダー用のシールをご用意いただくとつくるのが楽しくなります
自分専用のカレンダーとしてカスタマイズをするために、カレンダー用のシールなどをお使いになるのもひとつの方法です。お子様自身がシールを貼ることで、予定を立てることを楽しんでいただけるはずです。


③予定が決まったら、すぐに書き込む習慣を
小学校で「学校行事予定表」が配られたときなど、その予定をすぐに書き込む習慣を付けておくと良いでしょう。カレンダーの中の予定がだんだん増えていくことで、毎日見るのが楽しくなるはずです。


このカレンダーを使って計画性を身に付けるポイントは、お子様自身に楽しんでいただくことです。お子様が興味のある写真やキャラクターのカレンダーを選び、シールを貼ったり予定を書き込んだりすること、そして予定を見ながら先の計画を立てること、そんな過程を楽しんでいただければと思います。


年末のお忙しい時期とは思いますが、保護者の皆様もお子様と一緒に楽しみながら新しい年のカレンダーをおつくりいただき、「来年はどんな年にしようか」と思いをはせていただければと思います。

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