四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『天皇誕生日』

2019.12.13

私が今年使っている手帳には、12月23日に「天皇誕生日」という表記が残っています。昨年までの12月23日は祝日で、さらに早稲田アカデミーの標準クラス授業は12月24日・25日がお休みとなっていましたから、小6受験生たちには「23日から25日までの3日間は、集中して入試の過去問に取り組んで、冬期講習会の学習課題を見つけなさい」と話をしていたのですが、今年は「2日間」となってしまいました。早稲田アカデミーの2学期授業は、12月23日まで実施されます。


「平成」から「令和」に変わった今年の年末は、「令和最初の……」という言葉が多く使われているようです。年の前半はまだ「平成」でしたから、1年を振り返るようなテレビ番組では「平成最後の……」という言葉もよく耳にします。


早稲田アカデミー(四谷大塚「予習シリーズ」)カリキュラムでは、小学5年生の9月から2月で「日本の歴史」を扱うことになっています。6カ月間で日本史を全て学ぶことになりますのでハードな面もありますが、中学受験での歴史の出題は、高校受験・大学受験とは異なる部分がありますので、しっかり学習すれば十分対応できるものになっています。私が社会を担当するときは、細かい知識よりも全体像を把握することに重点をおきます。毎週新しい時代を学習していきますので、ともすれば知識を覚えていくことで精いっぱいになってしまい、大きな時代の流れの理解がおろそかになってしまうケースがあります。例えば、各時代の細かい知識はある程度覚えていても、「平安時代」と「鎌倉時代」の前後関係がわかっていない、というようなことがまれにあるのです。まずは大きな流れを理解し、そこから細部へ、という学習が、特に歴史においては大切だと考えています。


ちょうどいま、5年生たちは「江戸時代」の終わりから「明治時代」の学習を進めているところです。12月に「大正時代」が終わり、1月には「昭和時代」という単元が予定されています。初めて「昭和時代」という文字を見たときには、「昭和が『時代』になってしまったのか……」感じてドキッとしました。私自身が「昭和の人間」だと思っていたので、まるで「時代遅れ」になってしまったような気がして……。ただふと考えてみると、私の人生でも、既に「昭和」を生きた時間よりも「平成」を生きた時間の方が長くなっていることに気が付きました。とすると、私も「平成の人間」ということになるのかな、とも思うわけです。


「平成」も終わってしまいましたので、もう少し経つとテキストに「平成時代」という単元が生まれることになるのでしょう。


「昭和」から「平成」に移り変わったときのことを思い出しました。当時、私は日本に住んでいたのですが、両親が北欧で暮らしており、「昭和の終わり」の日本の状況やヨーロッパでの反応を国際電話で話していました。「昭和天皇の崩御はこっちでも大きく報道されていて、会う人ごとにお悔やみを言われる」と父親が話していました。「『日本』という国の人間であることを強く意識させられた」と言っていたのを覚えています。


5年生のお弁当の時間に、「江戸時代は何年続いた?」という質問をしてみました。「えっと……260年くらい」と頭の中で計算して答えてくれました。次に「江戸時代が終わってから今日までは何年?」と聞いてみたところ、「明治維新から150年とちょっと」と答えてくれた生徒がいました。そうなのです、江戸時代の始まりから終わりまでよりも、江戸の終わりから今日までの方が100年ほども短いのです。「鎖国」の影響もあるでしょうが、江戸時代には文化は成熟したとしても、文明や科学の進歩スピードは速くはなかったのでしょう。そして、その後の150年の進歩スピードは目覚ましいものであったのだと感じています。そう考えると、今目の前にいる生徒たちが社会に出て活躍する20年、30年後にはどんな世界になっているのでしょうか。想像できないほど進歩した世の中で、大きく広く飛躍していく姿を思い描きながら、今日も授業をしております。


12月23日が「天皇誕生日」ではなくなったことから、いろいろ感じたことをつらつらと書かせていただきました。ちなみに、明治天皇の誕生日は現在では「文化の日(11月3日)」となっています。大正天皇の誕生は8月31日ですが、現在は祝日となっておりません。昭和天皇の誕生日は4月29日で、ご存知の通り、平成以降は「みどりの日」として祝日となりましたが、2007年に「みどりの日」は5月4日となり、4月29日は「昭和の日」と変わりました。太上天皇(上皇)の誕生日である12月23日は今のところ、祝日となる予定はないそうです。「国民の祝日」については、中学入試で時事問題として取り上げられることもあります。お子様にもお伝えいただくとよいでしょう。


ところで、今上天皇の誕生日はいつか、ご存知ですか?

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