四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『台風上陸』

2019.10.16

台風15号に次いで、先週末には台風19号が日本に上陸(通過)し、甚大な被害が発生しました。被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。


今回の台風19号について、ニュースなどで「過去最強」「過去に経験したことのない」という言葉で伝えられていた通り、さまざまな影響から、台風が年々大きくなっているように感じます。また、ひと昔前と比べて進路などにも違いがあるようです。今回は発生した時点から、大きさやその後の進路などが報道されていましたので、事前の準備を整えていた方も多いと思います。私も乾電池や水などを用意しました。早稲田アカデミーでも、お子様の安全な通塾を考慮して、台風そのものの影響が予測されていた12日(土)と、交通機関への影響が残ると懸念されていた13日(日)の授業・イベントなどは中止とさせていただきました。全国でも皆様が事前に防災準備などを進めていたことと思いますが、それでも河川の氾濫による浸水など、これほどの被害が出ているのを見ていると、改めて自然災害の恐ろしさを感じてしまいます。


東日本大震災の後もそうだったのですが、自然災害や防災という点に関する意識や知識を、小学生のうちから高めておくことが必要だと考えています。そういった点を、入試問題として出題する学校も多くあります。今年の台風被害を考えると、来年度以降の問題として取り上げられる可能性も考えられるでしょう。来年入試で想定される時事問題としては、「新天皇即位と令和」「東京オリンピック」「ノーベル化学賞(リチウムイオン電池)」などの社会的分野が想定されますが、自然分野においては「台風」というのもひとつのポイントになるかもしれません。


以前、「沖縄には台風が上陸したことがない」という話を聞いて「えっ?」と思った経験があります。沖縄地方は台風の影響を非常に大きく受けている、と思っていましたので。そのときに調べてみたのですが、台風が「上陸」するというのは、「北海道、本州、四国、九州の沿岸に台風の中心が到達」したことを指すということでした。つまり、沖縄に台風がやってきても、それは上陸とは言わずに「通過」「接近」という表現が使われるということだったのです。


また、今回の台風19号は「上陸」する以前から大きな(特に雨の)影響が出ていました。一方で「上陸」した後は、風が強くはなりましたが、意外に早く抜けてしまったという印象をお持ちの方も多いと思います。実はここに関してのポイントも、やはり「上陸」という言葉にあるのです。上記のように「上陸」とは「台風の中心が海岸部に到達」ということになりますから、上陸前からその周辺の雲は既に差し掛かっているわけです。特に今回の台風では、中心よりも北側に大きな雲が発生していましたから、「上陸」の数時間前から首都圏では大雨に見舞われ、被害が大きくなったということになります。


小学生のお子様は「台風上陸」という言葉を聞いて、どんなイメージを持たれるでしょう。その言葉をきっかけに関心を持つことで防災に対する意識をも膨らむでしょうし、さらには「自ら調べて、考える」という力にもつながっていくようにも思います。

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