四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『夏の成果』

2019.08.23

首都圏ではまだ暑い日が続いていますが、にわか雨が降った後などは、少し涼しくなって「秋の気配」も感じられるようになってきました。夏にいろいろなことをがんばった分、季節の変わり目のこの時期、体調を崩されてしまう方もいらっしゃいます。お気を付けいただき、「勉強の秋」のスタートに向けて準備をしていただければと思います。


小学校3年生では明日(8月24日)「小3サマーチャレンジテスト」が行われます。また、小4以上の学年では9月1日に四谷大塚の「公開組分けテスト」が実施されます。どちらも「夏の成果」を試すテストとして位置付けられていますので、お子様も気合いが入っていることでしょうし、保護者の皆様も結果が気になるところではないかと思います。「夏休みは勉強をがんばった。その分だけ、きっと成績も上がってくるだろう……」そんな風に期待されている皆様も多いことでしょう。早稲田アカデミーの夏期講習会でがんばったお子様方は、もちろん学力は確実に伸びているはずです。しかし、その結果が今回のテストで数字として表れるかどうかは、お子様のタイプによっても違いますし、当日のテストによっても変わってくるものです。また、偏差値に関して言えば、相対評価(他者との比較によって付けられる評価)となりますので、同じように夏にがんばったお子様たちが多く受けることを考えると、大きな変化はないのが一般的です。逆に偏差値が大きく変わっていなければ、学力は着実に付いてきているとお考えいただいてもよいでしょう。夏休みに一生懸命がんばっているお子様の姿をご覧になっていた保護者の皆様は、結果が数字としてすぐに出てこないと不安になったり、努力をしていたお子様がかわいそうに思えたりするかもしれません。しかし、がんばった成果は必ずお子様の中に蓄積されているはずです。


一方で、保護者の皆様が「結果の数字だけで判断・評価する」のはよいことではないとご理解いただいていたとしても、お子様にとってやはり結果は気になるものです。結果が思うように出なかった場合、ともすれば「夏にあんなにがんばっていたのに……」と学習に対するモチベーションが下がってしまうこともあります。そういったときには、数字だけではなく答案をしっかりご覧いただき、1学期よりもできるようになっている点を評価してあげていただければと思います。「1学期にはミスが目立った国語の知識ができていた」「1学期よりも空欄が少なくなっていた」……きっとそんなところが見つかるでしょう。


お子様それぞれにとって、この夏の克服課題は異なっていたはずですから、1学期と比較して「成長した部分」も異なるはずです。「算数の計算ミスをなくす」というような得点や結果に反映されやすい課題を中心に学習してきたお子様であれば、比較的早く結果も出るはずなので、夏の終わりのテストでも結果として成長がみられるでしょうが、「国語の文章を精読する」というような課題を設定していた場合、なかなかすぐには数字としての結果につながらないこともあるはずです。


以前の記事でも書かせていただいたのですが、もっとも大切なことは「お子様自身が夏にがんばった」という気持ちを抱くことです。テストで好成績がとれれば、それはそれでよいことではあるのですが、万が一そうでなかったとしても、お子様自身が自分で「夏の成長」を感じられるように、ご家庭でも接してあげていただければと考えています。

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早稲田アカデミー