四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『読みやすい字を書かせるコツ』

2011.07.15

今回は、「漢字テストでいつも減点されてしまう息子。読みやすい字を書かせるコツはありますか。」(小4保護者)というご質問に対してお答えいたします。

きれいな字よりも、丁寧な字をすばやく書けるように小4のうちに練習しておく必要があります。

まずはひらがなとカタカナから始めましょう。その理由は、丁寧な字を書くためのポイントに大きく関わるからです。そのポイントとは、"字のバランス"と"トメ・ハネ・ハライ"を意識することです。小学校4年生の時期に、この二つの意識をしっかりと持たせることが大切です。

そして、私が"トメとハネ"の話をする時にいつも持ち出すことが、ひらがなの『り』とカタカナの『リ』の書き分けです。皆様のお子様はいかがでしょうか。ニつの『り・リ』の書き分けはできていますでしょうか。

中学入試でも、時折ひらがな・カタカナの書き方を見る問題が出題されます。古くは開成中学校で出題された"子孫の読みをカタカナで書かせる問題""あまぞんをカタカナで書かせる問題"などが有名です。また、慶應普通部でも問題文中の一文を"丁寧に書き写しなさい"という問題が出されたことがあります。その一文には、"カシオペア"というカタカナも含まれていました。シソン・アマゾン・カシオペア・・・共通点は何でしょうか。ぜひお考えになってみてください。

具体的に練習するためには、やはりマス目(方眼)のノートをお使いになることをお勧めいたします。漢字の練習に限らず、普段の授業で使うノートも罫線だけのものではなく、方眼になっているものを使うことによって、バランスを考えて文字を書くようになると思います。

あとは、お通いになられている塾の先生にご相談いただくのが良いでしょう。お母様が何度言っても直らなかった字が、先生が一度指導するだけで直った、というような話もよく聞きます。

福田の法則 其の5 きれいな字よりも、丁寧な字をすばやく書ける練習をしよう

同じテーマの最新記事

2017.07.07 『この夏を成功させる5つの方法 ~第2回クローバーセミナーより~』
2017.07.05 『夏をなめるな。』
2017.06.30 「国語の学習に関して③ ~記述力・表現力~」
2017.06.28 「国語の学習に関して② ~読解力とは~」
資料請求はこちら