四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

「なぜ宿題連絡帳を使うのか?」

2011.09.21

早稲田アカデミーには『宿題連絡帳』という冊子があります。皆様ご活用いただいているでしょうか?

宿題連絡帳

小3・小4生の家庭学習内容は毎週ほとんど変わりません。たとえば算数であれば、まず授業で行った計算テストの直しを行います。そして『計算と一行問題集』『演習問題集』『日々の算数』をクラスごとに決められた箇所を演習していくことになります。

ですから、毎回の授業において、伝達をしなくても生徒はあまり困らないはずです。

しかし、私は毎回の授業で、宿題の内容をホワイトボードに板書し、生徒に写させています。その目的は、次回の授業までに行わなければならない家庭学習の総量を生徒に把握させるためです。何ページくらいの課題が出ているのか、それをつかませることで家庭学習に対するやる気も違ってきます。

小4までの家庭学習は"習慣化"の時期となります。塾の課題を一週間のスケジュールに沿って進めることで、家庭学習の習慣をきちんとつけていくとともに、家でひとりで学習する時の集中力や持続力も身につけていくことになります。

そのための代表的な教材が早稲田アカデミーオリジナルの『日々の〇〇』シリーズです。この『日々の〇〇』シリーズは、非常に使いやすい教材で保護者の皆様からも高い評価を頂戴しています。

しかし、この『日々の〇〇』シリーズは、小4までしか使用しません。小5になるとなくなってしまいます。それは小5からの学習内容においては、全生徒に対して一律の宿題を課すことは効率的ではなくなるからです。

小5からの学習は"計画化"の時期ということができます。学習内容が高度になり、一つひとつの課題をこなすのにもまとまった時間が必要になります。また、得意科目と苦手科目ではかかる時間も違ってきます。ですから、小5になると、一週間の課題をしっかりと把握し、それを計画的にこなすことが大切になってきます。

小4までの段階で、宿題連絡帳にきちんと宿題を書き写すことで、一週間の学習量を把握することが小5以降の学習につながるとご理解ください。

昨日(9月20日)、今年度第4回目となる『クローバーセミナー(低学年セミナー)』を行いました。今回は"レディネス"という考え方についてお話させていただきました。家庭での学習を集中して行うために、ぜひお試しください。

また、セミナーのアンケートにお書きいただいたご質問に関しては、今後、こちらのブログ記事の中でお答えしてまいりますので、お待ちいただければと思います。

次回のクローバーセミナーは、11月9日(水)に『中学受験をポジティブにとらえよう』というテーマでお話しさせていただく予定です。ぜひご参加ください。皆様とお会いできることを楽しみにしております。

■□四つ葉のクイズ 其の4 解答発表□■■
四つ葉のクイズ 其の4 解答

正解できましたでしょうか?次回のブログで、四つ葉のクイズ其の5を出題する予定です。お楽しみに。

同じテーマの最新記事

2017.07.07 『この夏を成功させる5つの方法 ~第2回クローバーセミナーより~』
2017.07.05 『夏をなめるな。』
2017.06.30 「国語の学習に関して③ ~記述力・表現力~」
2017.06.28 「国語の学習に関して② ~読解力とは~」
資料請求はこちら