四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『小学校3・4年生の間に身につけておくべきこと②』

2013.01.16

一月の『準備期間』に身につけておいていただきたいことの第二弾です。新学年へ向けて、『学習内容面』でどのような準備が必要かを書かせていただきます。

まず、現在小学校3年生の場合。小学校4年生からの予習シリーズカリキュラムは、かなりはやいスピードで進んでいくことになりますから、効率的な学習をする方法を身につけておくことが必要になります。特にご留意いただきたいのはノートの書き方。丁寧にノートを作ることも大切ですが、ともすればノートをきれいに作ることだけに意識がいってしまい、教わった内容が頭に入っていないケースも多くあります。先生の板書をノートに写すときには、ポイントをおさえながらなるべくはやく書くことを心掛けるようにしてください。この点は現在小学校4年生の方も意識するとよいでしょう。

国語については、字の書き方に関して意識を一段階高めておくことが必要です。よく「トメ・ハネ・ハライ」と言われますが、特に「ハネ」に関してはしっかりと書けるようにしておいてください。漢字だけではなく、ひらがなやカタカナでも「ハネ」をしっかりと書くようにご家庭でもご指導ください。

算数については、受験算数の解法ツールの基本となる「線分図」の、さらに土台となる部分、「数の大きさを線分の長さで表すこと」ができるようになっておくとよいでしょう。たとえば、お子様に120と43のそれぞれの分量を線分の長さに置き換えて書かせてみます。そうすることで、現時点でどの程度理解が進んでいるかが分かります。何となくでも構いませんので三分の一くらいの長さになっていれば及第点です。

また、いよいよ小学校4年生からは理科・社会の学習も始まってきます。それぞれの科目に対して興味を持って授業に臨めるように、身近なものから理科・社会の学習につなげていくようにしてください。

次に現在小学校4年生の場合。いよいよ本格的な受験学習が始まります。学習内容的な面ももちろんなのですが、入試へ向けて意識を高めておくことが一番必要です。そのためには、いまの小学校6年生の入試に興味を持つことです。早稲田アカデミー各校舎では、中学入試の合格者の氏名を短冊の形で貼り出します(個人情報保護の観点から、事前にご了承いただいた方のみを掲示)。そのような掲示に関心を持つことで、入試を自分のこととして考えられるようになるはずです。また、中学入試の会場を見学するのも一つの方法だと思います。昨年の1月13日のブログ記事にて『中学入試を見学に行ってみませんか?』という題名で書かせていただいておりますので、よろしければご参照下さい。

さて、科目面に関しては、それぞれの予習シリーズ下巻の内容で抜けている部分のフォローアップが必要です。早稲田アカデミーの冬期講習会でも重要単元の復習を行っておりますので、冬期講習会で学習した内容のチェックでも構いません。小4の後半からは科目に対する苦手意識が出やすくなります。現段階でお子様が苦手だと思ってしまっている科目があれば、意識的にその科目の学習時間を増やして、新学年に上がる前に苦手意識を少しでも取り除いておくことも大切です。

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