四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『勉強に対するモチベーション』

2013.02.27

2月の新学期開講から約1か月が経ちました。先日、新小学校4年生のお母様から「今は勉強することが新鮮で面白く、大好きなのですが、いつか嫌になってしまうのではないかと不安に感じることがあります。この先、大丈夫でしょうか?」というご相談を受けました。


そこで本日は、小学生の子どもたちの勉強に対するモチベーションについて書かせていただきます。


小3~小4までの塾での授業や学習を楽しく感じられていれば、この先に大変なことが出てきても大きな問題にはならないでしょう。子供が勉強をつらく感じ始めるのは、内容が高度になり、同じことをくり返すことが多くなって、がんばってもなかなか結果が出なくなり始めるタイミングです。


例えば、小学校5年生から塾での学習を始めた場合は、そのスタート段階から、今までよりも高度な学習内容につらさを感じてしまい、嫌になってしまうケースもあります。一方で、小4までに塾で学ぶことの楽しさを知った生徒は、つらさを感じてもそれを乗り越えられることが多いようです。


スポーツを例に考えてみましょう。全てが楽しいことばかりではないはずです。基礎体力のトレーニング(ランニングや体操など)は楽しさよりもつらく感じることの方が多いものだと思います。それでも楽しく感じられるのは、試合の楽しさなどを知っているからです。塾での勉強も同じです。本来、子供にとって何かを学び、自分の力にすることは楽しいはずなのです。


ただ、勉強そのものがいやになってしまう場合があります。それは、お父様・お母様の学習結果に対する接し方による意識の低下が原因となることが多いのです。小学生の子供にとって、何かをがんばるときのモチベーションは「自分が楽しい」と同時に、「がんばれば親が喜んでくれる」ということにあります。例えば、テストの結果を見せたときにお母様が笑顔になれば、とても嬉しく感じて、次もまたがんばろうと思うわけです。しかし、テスト結果を見る度に顔をしかめてしまうと、「自分がテストを受けるたびにお母さんが悲しく感じる」と考えてしまうようになります。もちろん、結果によってはいつも「笑顔」でいることは難しいかもしれませんが、お子様が頑張ったときには笑顔で接してあげてください。

同じテーマの最新記事

2017.07.07 『この夏を成功させる5つの方法 ~第2回クローバーセミナーより~』
2017.07.05 『夏をなめるな。』
2017.06.30 「国語の学習に関して③ ~記述力・表現力~」
2017.06.28 「国語の学習に関して② ~読解力とは~」
資料請求はこちら