四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『組分けテスト』

2013.03.08

小学校4年生の皆さんは、3月16日(土)に『YT教室・組分けテスト』が実施されます(小5・小6の方は3/17に実施)。 早稲田アカデミーでは、この『組分けテスト』を全塾生の方へ向けた「必修テスト」と位置づけさせていただいております。通常のYT教室を受講されていない方も含めて、全塾生が受験するテストとなります。また、テスト会場も早稲田アカデミー校舎ではなく、四谷大塚の指定会場となりますので、各校舎からの案内をご確認いただき、お間違えのないようにご受験ください。


『組分けテスト』という四谷大塚YTnetの名称になっておりますので、このテストで早稲田アカデミーのクラスが決まってしまうとお考えになる方もいらっしゃるのですが、実は完全に連動しているわけではありません。四谷大塚YTnetでは、この『組分けテスト』の結果でコースが分かれ、さらにコースごとの組が設定されます。コースは上から順にC→B→Aという順になり(小5・小6はCコースの上にSコースもあり)、それぞれコースの中に、上から順に1組→2組→...という組が設定されるのです。
この組は、四谷大塚が毎週の単元テストを『日曜テスト』という名称で行っていた頃の名残で、現在は実際にそういう組(教室)があるわけではありません。ランクとかレベルというイメージでご理解いただければと思います。難度別の3コースの中で、さらに上からどれくらいの位置にお子様がいるのかを客観的に把握するものだとお考えください。完全に連動しているわけではありませんが、もちろん早稲田アカデミーでもこの『組分けテスト』は『早稲田アカデミーのクラス分け』の資料としては扱いますので、がんばって受験するようにご家庭でもお話しください。


さて、『組分けテスト』の試験範囲ですが、直前三週~四週分で学習した単元内容が中心となります。予習シリーズなどの教材にも、『総合』と表記され復習内容を扱うことになっていますので、お分かりいただけると思います。小4の方はテキスト第5回が『総合』になります。この週は、通常の単元学習回とは異なりますので、一週間の学習内容(授業の進め方・宿題内容)も変わってきます。詳しくは担当講師より連絡があると思いますので、ご確認ください。


『組分けテスト』の結果に関しては、YT教室の通常回よりも少し注意をしてご覧いただきたいと思います。一週間だけの狭い学習範囲でのテストと違い、約一ヶ月分の広い学習範囲のテストとなりますので、理解できたかどうかだけではなく、定着度合いを計るテストになります。お子様によって、理解は速いが定着しきれない(抜けてしまうのも速い)タイプと、理解するのに時間はかかるが理解してしまえば定着するタイプ、に大きく分けることができます。どちらがよいというわけではなく、そのタイプによって学習方法などを変えていくことが必要になるのです。


もうひとつご留意いただきたいのは、通常のYT教室を受講していない場合です。毎週のYT教室を受験している生徒は、そのテストで学習内容の定着を図っていますので、『組分けテスト』の結果は総じて高く出てきます。「定着度合い」だけではなく、「テストへの慣れ」や「アウトプットトレーニング」などの面でも、テストで実力を発揮できる状態にあります。
逆にYT教室を受講していない場合は、授業や宿題で身に着けた実力を100%発揮できる状態にはありませんから、結果は低く出てきてしまうことが多いわけです。ところが、お子様はそこで出てきた結果(コースやクラス、得点や偏差値)が自分の実力だと考えてしまうことがあります。本来であれば、もっと高い結果が出せるのに、「自分はこれくらいなんだ」と思い込み、そこからなかなか抜け出せなくなってしまうことがあるのです。この点にはご家庭でもご注意ください。

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