四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『春期講習会と春のチャレンジテスト』

2013.03.27

現在早稲田アカデミー全校舎で春期講習会が実施されています。ご家庭での学習は順調でしょうか。講習会では、普段の授業以上に密度の濃い学習が行われていますし、毎日授業があるため、家庭学習の進め方も通常のとはことなります。しっかりと集中できる時間と場所を決め、取り組んでいただければと思います。


単に授業内容を定着させることを、長期休み期間の家庭学習の進め方を身に付けるためにも講習会期間中は計画的な学習を進めていくことが大切になります。最終的な目標は小学校6年生の夏期講習会(7月~8月)と冬期講習会(12月~1月)です。この二つの講習会が中学入試の合否を分けるといっても過言ではありません。中学受験を目指している生徒の場合、実はこの時期の家庭学習時間には大きな差はありません。しかし、結果には大きな差が出てきます。その違いは何かというと「時間単位の学習密度」なのです。


私は生徒たちにこんな問いを投げかけることがあります。
『昨日、A君は1時間勉強した。B君は2時間勉強した。どちらがエライ?』
生徒たちは口をそろえて『B君!』と答えてくれます。次にこんな風にたずねます。
『もし、A君とB君がやった勉強の内容が一緒だったら、どうかな?』
生徒たちは首をかしげてしまいます。
保護者の皆様でしたら、もうお分かりだと思いますが、内容が一緒だったら時間が短い方が良いのです。


小6の講習会では塾の授業時間も長くなりますし、授業そのもののレベルも高く、生徒たちは家庭学習では長い時間をかけてゆっくりやることはできません。いかに集中してやるべきことをこなしていくかが、上記の「差」となるわけです。その小6の講習会をイメージして、小3・小4の段階から講習会時期の(普段とは違う)家庭学習スタイルをトレーニングして自分のものにしていく必要があるわけです。学校がお休みですから、ある程度の時間をとることはできるでしょう。ただ、必要以上に時間をかけていないかをご家庭でもチェックしていただくとよいでしょう。


また、お子様が一日の中で集中して学習できる時間帯をご確認いただくのも良いと思います。朝目覚めてすぐにでも集中できるタイプ、空腹時には集中できないタイプ、夜寝る前に難しい勉強に取り組むと寝つきが悪くなるタイプ...、さまざまなタイプのお子様がいらっしゃると思いますし、それぞれによって効果的な学習時間も変わってくるはずです。


小学校3年生の皆様は、前半の4日間で春期講習会が終了し、3月31日には『春のチャレンジテスト』が行われます。知識や処理能力を試すだけではなく、はじめて見る問題を工夫して解いたり考えたりする力も測れるテストをご用意しております。お子様がテストを受験していらっしゃる間に、保護者会も実施させていただきますので、保護者の皆様もご一緒にどうぞお越しください。

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