四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『年間の流れをイメージしてください』

2013.04.17

新年度がスタートし、半月ほどが経過しましたが、お子様の毎日のご様子はいかがでしょうか。塾での学習状況だけではなく、学校の授業や宿題の様子、日常生活の過ごし方などについてもぜひみてあげてください。4月から小学校でも学年が上がり、新しい気持ちでいろいろなことに前向きに取り組んでくれていることと思います。この気持ちがずっと続き、何事に対しても積極的に取り組むことができていれば問題ないのですが、もちろんそんなお子様はいらっしゃいません。


人間であれば、気持ちに変化やムラが出てくるのは当然のことでしょう。新年度を高いモチベーションでスタートを切ったとしても、やる気は時間の経過とともに下がっていくものです。お子様のタイプによって、そのスピードや下がる幅は異なりますが、常に右肩上がりでやる気を継続していけるお子様はいないはずです。


塾での学習を例にとれば、慣れや甘えから手を抜いてしまったり、ちょっとサボってしまったり・・・。保護者の皆様の場合、目の前にいらっしゃるお子様だけをご覧になられているので、よりご不安を感じてしまうことがあると思います。ただ、ここから夏までの間は、レベルの差こそあれ、多くのお子様が同じような状況になっていくはずです。


そこでご留意いただきたいのは、年間を通じてどの時期にお子様のやる気のピークをもっていくかというメンタルコントロールです。学習に対するモチベーションを考えるのであれば、年間で一番学習に集中できる夏にピークがくるようにコントロールをするのが一番効果的であると、私は考えています。


小学校6年生の夏の過ごし方が、中学入試の結果を左右すると言われます。それまでの学習単元を一気に復習し、単に「わかっている・知っている」というレベルから、「できる・解ける」というレベルに切り替えていく時期になるからです。この小6の夏にモチベーションのピークをもっていくためには、それぞれの学年で、そのためのシミュレーションを行っておくことが必要です。小3でも、小4でも夏のやる気をイメージして一学期を過ごすようにすることです。


前述しましたが、お子様の気持ちは変化をしていきます。新年度が始まって少し経過した今くらいからゴールデンウィークにかけて、少しずつモチベーションはダウンしてきているのではないでしょうか。例えば、これまで国語の漢字テストで満点をとるために必死になって練習していたのに、今週はなんかちょっと気持ちが乗っていないみたい・・・そんな風に感じている保護者の方もいらっしゃるでしょう。あまりにも一気に下がってきているようでしたら、それは問題ですが、少しダウンしている程度でしたら、それほど気にかける必要はありません。


そして、今月末からのゴールデンウィークでは、少し気持ちをリフレッシュしていただき、夏に向けて気持ちを切り替えていくことも大切なことです。早稲田アカデミー各校舎では、5月に学年別の保護者会が行われます。年間のイベントなどもお伝えしながら、そこに向けたお子様の気持ちの作り方などについてもお話させていただく予定です。ご不明な点は各校舎の担当講師まで、お気軽にご相談ください。

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