四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

「夏期講習会はいかがでしょうか」

2013.07.31

早稲田アカデミーの標準日程ですと、小学校3年生の方は本日まで夏期講習会に参加されていたことと思います。通塾のご様子や、ご家庭での宿題の状況はいかがでしたでしょうか。8月後半に実施される「スーパーセレクトゼミ」「サマーチャレンジテスト」まで、塾は少しお休みとなります。せっかく身に付けた毎日の学習習慣を崩さないようにして、充実した夏休みを過ごしていただければと思います。「ホームワーク」という家庭学習課題が配布されたと思います。この課題は、まとめて行うのではなく、毎日計画的に進めることで効果があがるようにできています。お子様にもその旨お伝えください。


小学校4年生は夏期講習会真っ最中というところだと思います。標準日程では7月25日からのスタートでしたので、ようやく毎日のペースがつかめてきたという方もいらっしゃると思います。 夏休みを充実したものにするためには、1日の中でたくさんのことをギュッと詰め込んで、いろいろなことをやっていくことが大切です。勉強だけではなく、ご家族との会話も増やし、時には映画やビデオを見たり、本を読んだり、音楽を聴いたり...、この夏にしかできない体験をさせてあげてください。


先日、本社にお問い合わせがありました。YT教室を選択されている小4生の保護者の方からだったのですが、『7月に実施されたYT組分けテストでコースが上がったのですが、このコースでのテストはいつあるのですか?』という内容のご質問でした。7月の「YT組分けテスト」で決まったコースでのテストは、実は「ない」のです。8月中、YT教室はお休みになり、9月から再開されます。その9月からのYT教室のコースは、8月31日(小5・小6は9/1)に実施される「YT組分けテスト」で決まります。では、なぜ7月に「組分け」と題したテストを行うのでしょう?一言で言ってしまえば「目標」を設定するためです。7月の「組分けテスト」は、一学期中の学習の「まとめ」として行われます。テストの得点そのものは、問題の難度によって変化するものですから、目標としてはなかなか設定しづらいものです。客観的に評価をする場合、偏差値が有効ですが、小4のお子様にとっては目標としてイメージしにくいかもしれません。


小学生のころ、私も四谷大塚の日曜テストに通っていました。当時は単にコースが決まるだけではなく、その決まったコースによって試験会場も変わっていました。「次は絶対に『中野1組』になってやる!」...そんなことを御茶ノ水会場からの帰り道に友達と話しながら電車に乗っていたことを覚えています。自分の学習成果のひとつのわかりやすい象徴として「会場」や「コース」が設定されているわけです。


たとえば「Cコース3組」と言われても、現在では、実際にそういうクラスがあるわけではありません(昔は「中野1組」「御茶ノ水3組」などで実際に日曜日のテストを受けていたのですが...)。ただ、「今回はBの2組だったから、次はCコース目指してがんばろう」というようにお子様自身がわかりやすいひとつの目標としてとらえていただければと思います。


今回(7月)の「組分けテスト」で決まったコース・組は一学期の学習成果だと書かせていただきましたが、次回(小4:8/31・小5小6:9/1)の「組分けテスト」は夏休み中の学習成果の表れだということができます。と同時に、二学期学習のスタートラインにもなるわけです。


最後に「組分けテスト」で高得点をとるコツを2つアドバイスさせていただきます。毎週の単元学習回とは違って、「組分けテスト」はそれまでの4週~5週分の内容がまとめて出題されます。よって週テストの成績は良いが、組分けテストになると...というお子様もいらっしゃいます。しかし、組分けテストの成績も学習の仕方次第であげることができるのです。


ひとつ目は「組分けテストの週の学習方法やリズムを変える」という方法です。該当週は新しい単元の学習はありません。すべて復習内容になりますので、塾での授業スタイルも変わります。当然、家庭学習(宿題)内容も変わってきますので、それに合わせた1週間のスケジュールを立てることが重要になります。


ふたつ目は「毎週の単元テストで『テスト慣れ』をしておく」という方法です。「組分けテスト」で成績が振るわない生徒の多くは、「理解できていない」というよりも、テストそのものを解くことに慣れていないため、得点が取れないというケースがほとんどです。テストで間違えた問題を家でやらせてみたら簡単にできた、ということはないでしょうか。決められた時間内に自分ができる問題を正確に解き切るトレーニングを積むことが、毎週の単元テストのひとつの目的でもあるのです。

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