四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

「クローバーセミナーが終わり、いよいよ入試直前期!」

2013.11.22

昨日(11/21)「めぐろパーシモンホール」にて、今年度第4回目となるクローバーセミナーを実施させていただきました。今回も遠くからご参加いただいた方が多く、本当にありがとうございました。前半は「なぜ勉強しなければいけないのか」というお子様が持つ疑問についての考え方、後半は「小3・小4生の留意点」として、具体的な学習ヒントについて話ました。会の中でも申し上げたのですが、今年度のクローバーセミナーは今回で最終回となります。第1回から第4回まで、毎回ご参加くださった方もいらっしゃいます。この場を借りてお礼申し上げます。


11月も後半になりました。小6受験生たちはいよいよ本格的な「入試直前期」を迎えます。毎年この時期に受験生にかける言葉があります。


「寒くなってきたね。もう半袖のTシャツの人はいなくなったけど、次に半袖を着るときにはみんなは中学生になっているんだよね!」


生徒たちはハッとした顔になります。「入試本番」「受験日」「中学生」といった言葉が現実のものとして意識されるようになったのだと思います。「来年はもう受験なんだから...」という言葉では、あまり現実感がありません。「来年、かぁ...」と少し遠い未来の話のよう感じてしまうようです。


笑い話になりますが、大晦日の夕方、正月特訓授業の終わりに「じゃあ、来年また会いましょう」と言ったところ、「えっ!?先生、何を言っているの?明日も授業だよ!」という答えが返ってきました。「明日は、来年でしょ」で終わった話なのですが、「来年」という語感はやはり「少し先」ととらえられてしまうものなのだと思います。


お子様が非受験学年の保護者の皆様にはあまりピンとこないかもしれませんが、この時期になると受験生を持つ保護者の皆様は焦り始めます。合格可能性判定模試の結果がほぼ出そろい、塾でも受験パターンを確定する面談が行われます。同時並行で願書の準備も始めなければなりません。写真をとったり、インフルエンザの予防接種の予約をしたり...。一方で、お子様の学習ペースがそれほど変わらない様子を見ると、イライラや不安が募ったりもするようです。


受験までの時間は限られています。埼玉・千葉の私立中入試は1月からはじまり、東京・神奈川の私立中学の入試解禁日は2月1日です。一番多くの生徒が受験する2月1日までの残り日数を数えてみると、ちょうど70日となります。短いように感じられる数字ですが、この残された日数で何をどのように学習するかで結果は変わってきます。「やりたいこと」は無限に思いつくはずです。「やらなければならないこと」も山ほどあり、どう考えても70日ではやりきれないように思えるかもしれません。ただ、志望校の入試で合格点を勝ち取るために「やるべきこと」をやりきれるだけの時間は残されています。「やるべきこと」に焦点をしぼり、無駄のない効率的な学習を進めていくことがここからの受験学習で一番大切なことです。

私も明日の土曜日は「女子御三家の日」と銘打った「入試本番体験講座」に行ってきます。翌日の日曜日もNN女子学院クラスの授業で、合格するために必要なことを一つでも多く生徒たちに伝えてきたいと思っています。

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