四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

「中学入試を乗り切る力」

2014.01.22

千葉県の私立中学校の入試が1月20日から始まりました。私も市川中学の入試応援に行ってまいりました。ご存じの方もいらっしゃると思いますが、市川中学の入試は受験者数が多いため、学校ではなく「幕張メッセ」で毎年行われています。会場入り口前には多くの塾関係者が激励のために駆けつけていました。その列の中を受験生と保護者のみなさんが通っていきます。知っている先生を見つけ、目を輝かせながら握手を求めに行く生徒もいました。私も、昨年まで担当していた生徒、今年担当しているNN女子学院クラスの生徒、などに声を掛けさせていただきました。その中には小学校3年生のときに新浦安校で教えていた生徒もいて、私のことを覚えていたらしく駆け寄ってきてくれました。背が大分伸びていたため、一瞬誰だろうと考えてしまいましたが、顔立ちですぐに分かりました。「がんばってきます!」という言葉からも、すごく成長を感じました。


そんな受験生の姿を見ながら、「中学受験を乗り切る力」について考えていました。受験に成功するための力として、すぐに思い浮かぶのは「学力」でしょう。しかし、「学力」だけでは合格を勝ち取ることはできません。入試本番で自分のその時点における「学力」を100%発揮するためには、「精神力」と「体力」も必要です。「心・技・体」という言葉がありますが、入試でも「心」と「体」の要素はとても大きなウェイトを占めます。


中学入試をお考えの小3~小4の保護者の皆様には、ぜひこの「心」と「体」の育成についてもお考えいただきたいのです。


小3から小4にかけては精神的にも成長し、自立心が芽生えはじめます。それに伴って「反抗期」と呼ばれる時期にも差し掛かってきます。受験を乗り切るためには、なるべく早い段階で子どもに親への依存心や甘えの気持ちを持たせないようにすることです。もちろん、子どもですから「親への甘え」を完全になくすことは難しいのですが、自分ひとりの力でできる範囲を少しずつでも広げるようにしていくことが大切なのです。塾では2月から新しい学年に切り替わりますので、そのタイミングで、ひとつ大人の階段を上がるような生活習慣をお考えいただくのもよいでしょう。


早稲田アカデミーの教育理念は「本気でやる子を育てる」という言葉です。受験という目標に向けて本気で学習に取り組むように育てていく、という意味なのですが、この教育理念のもと成長してくれた生徒は、受験生としてたくましく、「心」の部分も強くなっているはずです。もしかしたら、それも早稲田アカデミー生に『逆転合格』が多い理由なのかもしれません。

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