四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『新しい靴』

2014.03.26

各校舎で春期講習会が始まりました。2月から3月までの学習単元の復習、さらには4月以降の先取りなど、学年・クラスによってテーマは異なりますが、期間の短い講習会では目的を明確にし、メリハリのある学習を進めることが大切です。家庭学習においても、ダラダラと長時間、ムダな時間を過ごしてしまうことのないように、コントロールしてあげてください。ストップウォッチとまではいかなくても、キッチンタイマーなどをうまく活用すると良いでしょう。


少し前の記事にも書かせていただきましたが、学校では春休みを境に学年が切り替わるため、お子様は新しい気持ちになりやすく、精神的な成長が促されます。お父様・お母様の接し方で気持ちも変わると思いますので、ぜひお考えいただければと思います。


『4月からは学校でも●年生になるから、がんばろうね』という言葉でもかまいませんし、お小遣いを少しだけアップしてあげる、というのでもよいかもしれません。一昨年担当していた生徒は、小4になる4月に自分用の携帯電話(キッズ用)を買ってもらっていました。「小4から理社の授業が始まるため帰りが遅くなること」、「土曜日の午後に行われるYT教室の帰りは一人で電車に乗ること」、などの理由から買い与えたと伺ったのですが、彼にとってはとても大きな出来事だったようです。少し甘えが残っているタイプだったのですが、それを機に自立の兆しが見え始めました。


携帯電話などでなくてもかまいません。筆箱などの筆記用具や、通塾用のバッグ、塾で使うお弁当箱や水筒...新しいものにすることできっと気分も変わることでしょう。その際、今まで使っていたものよりも少しだけ対象年齢を上げることがポイントです。


私も4月新年度を前に、新しい靴を買いました。授業中は、立ったままホワイトボードの前を行ったり来たりするため、靴は早く傷んでしまいます。まだ足に馴染んでいないため、少しキツくて、かかとに靴擦れもできてしまいました。そこにバンドエイドを貼りながらふと『塾と同じだな』などと考えてしまいました。


通塾を始めたばかりの頃や、学年が切り替わったタイミングなどでは、多くのお子様は学習内容やペースにキツさを感じてしまうはずです。そのうちに授業の受け方が身につき、ペースにも慣れてくると、そのキツさは感じなくなっていくものです。


さらに覚えておいていただきたいのは、靴の形が足に合ってくるように、塾の方でもお子様の性格や成長度合い、タイプに合わせていきます。家庭学習課題の出し方や声のかけ方、励まし方など...。そのためには保護者の皆様との連携が必須だと早稲田アカデミーでは考えています。ご家庭でのお子様のご様子などもお気軽にご連絡いただければと思います。

同じテーマの最新記事

2017.07.07 『この夏を成功させる5つの方法 ~第2回クローバーセミナーより~』
2017.07.05 『夏をなめるな。』
2017.06.30 「国語の学習に関して③ ~記述力・表現力~」
2017.06.28 「国語の学習に関して② ~読解力とは~」
資料請求はこちら