四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『やる気→努力→結果→次のやる気へ ~第3回クローバーセミナーより①~』

2014.10.15

本日、午前中に今年度第3回となる『クローバーセミナー』を実施させていただきました。セミナー終了後、会場から出ると、雨が降り始めていました。朝は降っていませんでしたので、傘をお持ちでない方もいらっしゃったと思います(かく言う私もですが...)。無事に濡れずにお帰りいただけましたでしょうか。幸い、今回使わせていただいた「牛込箪笥ホール」は「牛込神楽坂」駅の真上でしたので、私は駅までは濡れずに行くことができました。


今回の『クローバーセミナー』は『やる気は小さな成功体験の積み重ねから生まれる』と題して、お子様のやる気を作るための接し方などについて、いくつかのアドバイスをさせていただきました。今回は、その中から書かせていただきます。



「やる気」というのは、突然出てくるものではありません。よい「結果」が出てくると、それが刺激となって「やる気」につながるものです。そしてその「やる気」が「努力」を生み、「努力」が「結果」につながる...。この循環を作ることで、より高い「やる気」、よりよい「結果」が生まれてくるわけです。


さて、この循環はどこから作り始めるとよいのでしょうか。たとえば、もともと野球が好きで自分でもやりたいと思い野球のクラブに入った、そんなお子様でしたら、まず「やる気」からスタートすることができるでしょう。ただ、勉強に関しては、そこまで高い「やる気」を持ってスタートできるお子様はそれほど多くはいないはずです。その場合は、「結果を評価する」ところからスタートするのがよいと思います。お子様が塾に通い始めたばかりであれば、塾のノートを見てあげてください。ちゃんと書くことができていれば、それを評価してあげればよいのです。小さな結果ではありますが、プラスの評価をされれば、お子様にとってはそれが「成功体験」につながります。


「やる気」→「努力」→「結果」→「次のやる気」...という循環を続けていけばよいのですが、上手くいかないこともでてくるはずです。さまざまな要因で「やる気」が損なわれることもあるでしょうし、何かのきっかけがなくても「慣れ」や「惰性」に陥ってしまえば、「やる気」が下がることもあるはずです。そこで大切なのが「目標」です。大きな目標だけではなく、身近な目標を設定することで「やる気」は大きくは低下しないものです。そんな目標に向けて取り組んでいけるようにご家庭でも応援していただければと思います。


また、思うような「結果」が出なかったとき、さらにそれが続いたときに立ち直るためには、ある程度「ポジティブ」であることが必要です。エジソンの例をお話ししたのですが、エジソンは電球を発明するときに12,000回もフィラメントの実験を繰り返したそうです。当然、失敗の連続だったそうですが、ひとつ失敗するたびにまたひとつ成功へ近づいた、と考えていたそうです。そこまでポジティブに考えられるのは、ある意味「特別な人」だと思うのですが、お子様にとってもポジティブであることが必要だと思います。そのために...というお話もさせていただいたのですが、今回は紙面の都合で次回に譲らせていただきます。

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