四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『がんばれ!受験生!』

2015.01.21

前回、「中学入試が始まりました」という記事を書いたのですが、どうしてもこの時期は受験生のことが頭から離れませんので、もう一度入試の話を。


20日から、千葉県の中学入試がスタートしました。私が以前勤務をしていた市川校で、千葉県入試を前に行われた「入試激励会」に参加してきました。今年の受験生(小6生)は、小学校4年生のときに一年間担当していた生徒たちです。本社に異動をする際、保護者の皆様へお送りした文書にも、「2年後の入試には、応援に駆けつけます」と書かせていただいておりましたので、現在の市川校の校長が私にも声をかけてくれたのです。


生徒たちは、この2年間で見違えるほどたくましくなっていました。正面から顔を見れば、すぐに名前も出てくるのですが、後姿だけではまったくわかりませんでした。そして正面からみた顔も、明らかに成長をしていて、受験前の緊張感の中にも、自信がうかがえました。


激励会では、こんな話をしてきました。


みんな久しぶりだね。小5になってから入塾した人は先生のことを知らないと思うけど、市川校の前の校長です。先生の顔を見たら、小4の時のことを思い出した人もいるんじゃないかな。初めて塾の授業に参加したとき、やっていることが難しくて、べそをかきそうになったこと。宿題が難しすぎて、塾に行きたくなくなったこと。ここまで来るまでに、誰もが多かれ少なかれ、そのような経験をしたはずです。でも、そんな壁を一つひとつ乗り越えて、いま君たちはこうして「本番」を迎えることになります。今年の小6生は早稲アカの(四谷大塚の)「予習シリーズカリキュラム」が大きく変わった一期生です。先輩たちよりも進み方が早くなって、その点では難度も上がって、大変だったはずです。ただ、その新カリキュラムで勉強してきた君たちは、今まで以上の受験生だと先生たちは思っています。早稲アカで勉強してきたことに自信と誇りを持って、入試に臨んでください!


さて、20日に行われた市川中学校の入試応援にも行ってまいりました。受験生が多いため、例年「幕張メッセ」で行われているのですが、今年も多くの受験生と握手をし、激励をしてきました。それまで緊張をしていた顔が、知っている先生を見つけた瞬間にふっと緩み、握手をすると笑顔になって試験会場に入っていく...。そのような様子を見ていると、受験生全員に笑顔の春を迎えさせてあげたい、という気持ちになりました。


このブログが載っている早稲田アカデミーのHPにも、各中学校の早稲アカの合格者数が記載されています。今年も、早稲アカ受験生たちはがんばってくれています。詳しくは該当のページにてご確認いただきたいのですが、全国最難関の灘中においては、関東地方からの合格者の三分の一が早稲アカ生です(1月21日現在)。埼玉県の難関中の合格者数も軒並み増えています。ぜひ、これから受験を迎える皆様も、今年の入試に興味を持ってご覧いただければと思います。


さて、ご存じの方も多くいらっしゃると思いますが、今年は東京都・神奈川県の入試が始まる2月1日が日曜日にあたっています。そのため、例年ですと2月1日に入試を実施する学校のうち、キリスト教系のいくつかの学校が受験日を2月2日にずらすため、「サンデーショック」とか「サンデーチャンス」とかいわれる年にあたります。1月20日から東京都の多くの中学校で出願が始まっているため、初日の志願者数を見てみたのですが、特に女子校においては、例年とは違った出願状況になっています。首都圏の最難関女子中のひとつである「女子学院中」が受験日を2月2日にずらすため、その受験者が併願する学校も含めて、影響が出てきているのです。そういう意味では、今年の入試結果は例年と異なるものになるはずですし、来年以降の参考にするためには、より細かい分析が必要になってきます。早稲田アカデミーでは2月末から「中学入試報告会」をいくつかの会場で実施させていただきます。私も3月6日の『基礎から学べる中学入試報告会』で、小1~小4対象の保護者の皆様へ向けたお話をさせていただく予定になっておりますので、よろしければお越しください。こちらもHPの該当ページからお申込みいただけるようになっています。


前回、2月1日が日曜日だったのは、2009年でした。その当時担当していた「NN女子学院クラス」の生徒に先日、御茶ノ水で会いました。2月1日は雙葉中、2月2日は女子学院中を受験して、最終的には雙葉中に進学をした生徒です。この受験パターンは、普通の年ではできないわけです。彼女は、いまは学校の帰りに「早稲田アカデミーSuccess18御茶ノ水校(大学受験校舎)」に通っていて、いよいよ今年、大学受験を迎えます。センター試験もきっと頑張ってくれたことと思います。彼女のことも思い出しながら、今回の記事のタイトル「がんばれ!受験生!」は、中学受験生はもちろん、すべての受験生へという思いでつけさせていただきました。


最後に次に2月1日が日曜日にあたる年を調べてみました。閏年の関係もあって、次はなんと2026年になるようです。その年、中学受験を迎える生徒は...いまは1歳。皆様とはあまり関係なさそうですね。

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