四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『いま何をやるべきか、何をやってはいけないのか』

2015.07.15

本日、午前中に今年度二回目となる『クローバーセミナー』を実施させていただきました。とても暑い中お越しいただいた皆様、ありがとうございました。今回の記事では、簡単にその内容をご紹介したいと思います。


本日のセミナーは、大きく2つの構成でお話ししました。

前半は「いまやるべきこと」として、夏に向けた「目標設定」と「学習計画立案と計画の実行の仕方」について様々な切り口で伝えさせていただきました。細かい、具体的な内容に関しては紙面の都合もありますので割愛致しますが、小6受験学年の夏を意識して、今年の夏を過ごしてください、と申し上げました。受験学年の夏休みにはやらなければないことがとてもたくさんあります。それをしっかりとこなし、さらにライバルに差をつけて成績を伸ばすためには、時間単位の学習密度を高めることが必要です。受験生であれば、与えられている時間のほぼ全てを勉強に費やすのが、一般的な夏の過ごし方です。だとすれば、学習に充てる時間数はそれほどの違いはないはずです。ただ、夏で大きな差が生まれるのも事実です。それは、同じ時間の中でもこなした学習量が違うことによって生じる差なのです。


この時間単位の学習密度を高めていくためには、もちろん集中してトレーニングを行わなければなりません。そして「この夏はがんばる」という気持ちも必要です。さらに、夏のハードな学習も「自分なら乗り越えられる」という自信も大切です。受験学年になった段階で、このような気持ちや自信を持つことができるようになるためには、小3から小5までの夏で成功を経験していることが望ましいのです。非受験学年の夏の成功は、夏の学習内容がきちんと定着した、ということではありません。夏が終わったときに、「今年の夏はしっかりとがんばることができた」という、達成感・充実感・満足感をお子様自身が得られたかが重要なのです。そのために必要なのが、今年の夏の目標設定であり、学習計画表なのだとお考えいただきたいのです。


また、計画表に記入するのは、夏の学習をしっかりと行うため以外にも、お子様のやる気を引き出すという目的もあるのです。そういった観点からの「目標設定」「計画立案」「計画実行」の具体的アドバイスを細かくさせていただいたのが、前半の大まかな内容となります。


後半に関しては、「お子様の自立を促す」というテーマでお話しいたしました。

これからの国際社会で力を発揮できる人材を考えたとき、「自立」という言葉がひとつのキーワードとなると個人的には感じています。私自身、詳しく知っているわけではありませんが、欧米諸国やアジアの諸外国と比較をしても、日本の若い世代の「自立意識」は決して高くはないようです。小学生の段階から、自我の確立を促していくためには、自分のことは自分でできるように親が働きかけていくことが大切であるとお話ししました。また、「ほめる」のではなく「認める」ようにする、という点についても触れさせていただきました。


セミナーでは詳しくお話しさせていただいたのですが、こうして文章にすると、なかなか要約するのは難しいものです。それぞれのテーマについては、またこれからのブログ記事でも書かせていただくつもりでおります。


本日、お越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。

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