四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

「合格体験記は読むべきもの」

2015.11.20

先日、希望されていた中学校へお子様が進学されたお母様から校舎にお電話をいただきました。その電話のなかで、「合格体験記」のことが話題となりました。「ブログに書いてもよろしいですか?」とお尋ねしたところ、ご快諾いただけましたので、今回はそのことについて書きます。


「塾から配られる合格体験記には毎年目を通していますが、『模試の判定では、なかなかな良い結果がでなかったのですが、最後に大逆転をして』とか、『大スランプに落ち込んでいたけれど、先生の一言で一気に立ち直れた』など、なんかドラマみたいなストーリーばかりだなって、正直思っていました。特に保護者の方のお話などは、合格した感動もあって、少し誇張気味なのかもなぁ...と。でも実際に体験してみたら、よくわかりました。我が子の入試も本当にドラマみたいな感じで...。12月から合格発表日までだけの期間でも、長編小説が書けるかもって思えるくらいでした。もし後輩の受験生ママたちにアドバイスをさせていただくとしたら、『合格体験記はぜひ読むもの』と言ってあげたいです。勇気をもらえますし、壁にあたったときに乗り越えるためのヒントになるとも思います。」


そんな内容でした。私も毎年、中学入試ではいろいろな場面で、泣き笑い、感動しています。ただ、私が見ているのは、それぞれの生徒の塾の中での姿だけです。もちろん成績動向や志望校を選ぶまでの過程、そして入試当日や合格発表の瞬間。その一部分は生徒と保護者の皆様と共有させていただいていますが、実際にそれを経験している受験生本人、毎日の生活を共にされているご家族とは「受験にまつわるドラマ」の感じ方は違うものだと思います。それでも毎年大きな感動をもらっていますので、本人や保護者の皆様はもっと大きなドラマを経験されていることでしょう。


「これから過ごす6年間を自分で決める」、それが中学受験の持つ一つの意味だと思います。保護者の皆様の支えがあり、我々講師もサポートさせてはいただきますが、最後の最後は一人で試験を受けることになります。それは12歳の子どもにとって大きな試練であることは間違いありません。その結果としての「合格」、そしてそこに至る過程、そこには受験生本人が「主人公」であるそれぞれのドラマがあるのです。それは単に「進む学校を決める」ということ以上に、お子様の将来にとって大きな体験・経験となるでしょう。


早稲田アカデミーでも、中学入試が終わったところで、「合格体験記」を書いてもらっています。早稲田アカデミーのホームページ(→こちら)や塾生に配布している「早稲アカサクセスロード」という冊子をぜひお読みになってください。


今年度もあと二か月半で中学入試本番がやってきます。受験生の皆さんに笑顔の春がやってくるように、私も目の前の生徒に全力投球していくとともに、全受験生を応援してまいります。

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