四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

「なぜ中学受験をさせようと思ったのか ~第4回クローバーセミナーより~」

2015.11.27

「なぜ中学受験をさせようと思ったのか ~第4回クローバーセミナーより~」

本日(11/27)の午前中に、四谷区民ホールにて今年度第4回目(最終回)となる『クローバーセミナー』を実施しました。今回も本当に多くの方にお越しいただきました。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。


ここのところ雨続きでしたが、今日は久しぶりの快晴で、ホールのある9階の窓からはとてもきれいに真っ白に冠雪した富士山が見えていました。セミナーの中でご紹介をしたところ、お帰りの際にスマートフォンで写真を撮られた方もいらしたようです。お隣には新宿御苑がありますので、紅葉の中を散策してお帰りになられた方もいらしたかもしれません。


今回のセミナーでは、『中学受験はマラソンレース ~伴走者としての親の役割~』と題してお話しさせていただきました。親の役割として「生活習慣(食事・睡眠)」「整理整頓」「意志力を意識した目標の設定」「集中できる時間を見つける」「短期的な目標設定」「親子の会話の重要性」「子どもに関心を持つ」「他者と比較しない」「子どもを信じる」などなど...、いろいろなアドバイスをさせていただきました。今回は年度内での最終回でしたので、これまでの3回でお伝えしたことの「まとめ」的な内容も含めてお話しさせていただいたイメージです。


本日の『クローバーセミナー』の様子

セミナーのはじめと最後に「なぜ中学受験をさせようと思ったのか」という問いかけをさせていただきました。首都圏全体の中学受験率は16~17%です。逆に考えれば、8割強のご家庭は中学受験を選択していないということです。その中学受験を選択した根本である「軸」をもう一度お考えいただく機会になればと思い、さまざまな事例を紹介しながらお話ししました。



私は「中学受験をする理由」として、その根本には「お子様の幸せな将来を願って」という保護者のお気持ちがあると考えています。では、その「幸せとは?」と考えていくと様々な答えが出てくるでしょう。「難関大学に進学すること」や「社会に出てから活躍していくこと」、「一部上場の大企業に勤めること」などもひとつの答えになるでしょう。そういったことも含めて、私は「人生を楽しみ、充実したものにすること」と今日のセミナーではお話しいたしました。


中学受験のために学び、身に付けることは数多くあります。「知識」も、「処理や判断のスピード」も、「考えていく力(思考力)」も、さらには「目標に向かって真剣に取り組む気持ち」も、そして「困難に立ち向かい成し遂げた達成感や満足感」も...。小学生時代に身に付けたそれらの力があるからこそ、次のステージとなる中学校・高校で、さらに高いレベルで学ぶことができるわけです。そして、それらはこれから先のお子様の人生において大きな糧となるものだと思います。


そう考えると、中学受験の一番のポイントは「どの学校に合格したか」ではないという結論に至るはずです。どのようにして毎日を過ごし、どのようにして目標に向かって取り組んでいったかが大切なのです。常に順風満帆なはずはなく、ときには落ち込んだり悩んだりすることもあるでしょう。しかし、それをいかにして乗り越えていったか、そんな過程がお子様の将来につながっていくのです。


そんな「マラソンレース」をお子様の隣で「伴走」していただくのが、保護者の皆様の役割なのです。


北の方からは雪便りも聞こえ始め、コートを着る季節になると、頭の中の大半は年明けの入試のことが占めるようになってきます。次のセミナーは年が明け、入試が終了した3月に「基礎から始める中学入試報告会(仮称)」として実施させていただく予定です。その際にはまたぜひお越しください。お待ちしております。

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