四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『今度の組分けテストでCコースになったら...』

2016.04.27

「今度のテストでCコースになったらゲームを買ってあげる」「テストで○点より低かったら許さないからね」というような会話をお子様となさった経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。確かにこういった「アメとムチ」式は、小学生のお子様の「やる気」を引き出すひとつの方法です。ただ、「アメとムチ」スタイルの接し方では効果が上がらない場合もありますし、その効果が継続しないことも多くあります。そこで今回は、「学習へ向けたやる気」という観点でよく使われる『モチベーション』について書かせていただきます。


色分けが難しい「グレー」な部分も実はあるのですが、モチベーションは自分の内面から生まれてくる『内的モチベーション』と、外からの働きかけによって生まれる『外的モチベーション』の二つに大きく分けられます。モチベーションにはこの二つがあることを意識しながら、お子様への接し方を考えることで、お子様の「やる気」も変わってきますし、結果としての成績にも表れてくるはずです。


家庭学習を例に考えてみましょう。お子様が宿題をやるときの動機のひとつに、「宿題をやっていかないと先生に叱られるから」というものがあります。これは『外的モチベーション』です。しかし、「もっと成績を上げたい」という気持ちで家庭学習をしているとすれば、それは内面から生まれてくるモチベーションということができるわけです。いかがでしょうか。お子様はどちらのモチベーションで机に向かっているでしょうか。


先ほど触れたように、「アメとムチ」式の『外的モチベーション』だけでは、なかなかやる気は継続しないものです。その理由はいくつかあるのですが、これも例を挙げてみましょう。「テストで○点以上だったら、欲しかったゲームを買ってあげる」というのは、分かりやすい『外的モチベーション』の上げ方です。こういった『外的モチベーション』は、その目的を達成した瞬間に効果はなくなってしまいます。そして、同様の効果をあげようとすれば、さらにレベルをあげた「ごほうび」をちらつかせなければならなくなります。逆のケースでも、同じことがいえるというのはご想像いただけるでしょう。叱る場合でも厳しさを増していかなければ、効果は得られなくなってしまうのです。


さて、それでは『内的モチベーション』はどのようにつくっていけばよいのでしょうか。学習に対するモチベーションは一朝一夕にはあがりません。大きな視点で、長い視野を持って考えることが必要になってくるのです。将来の大きな目的となる中学入試も、実は「ひとつの目標」にすぎません。「目標」とは「目的」を達成するための「道標」なのです。将来の大きな目的に向かって、そのひとつの通過点として中学入試を定めていく、そんなイメージでお子様方にお話いただきたいと思います。もちろん、小3・小4生がそれを完全に理解できるわけではないでしょう。しかし、お父様・お母様が自分の将来を本気で考えてくれている、そしてこういう方向に進むことを望んでいる、そんな思いが『内的モチベーション』をつくる土台になっていくのです。

同じテーマの最新記事

2017.07.07 『この夏を成功させる5つの方法 ~第2回クローバーセミナーより~』
2017.07.05 『夏をなめるな。』
2017.06.30 「国語の学習に関して③ ~記述力・表現力~」
2017.06.28 「国語の学習に関して② ~読解力とは~」
資料請求はこちら