四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『年末から新学年へ ~第4回クローバーセミナーより~』

2017.11.22

本日、渋谷にて今年度第4回目となる「クローバーセミナー」を実施いたしました。今回も本当にたくさんの方にお越しいただき、ありがとうございました。恒例となっておりますが、本日のブログではセミナーの内容を中心に書かせていただきます。


今回は「年末から新学年へ向けて ~現学年の間に行っておきたいことと新学年の準備~」と題して、以下の4テーマについてお話しさせていただきました。


 (1)12月~1月の重要性 ~中学受験学習の中での冬の位置づけ~
 (2)「冬休み」の過ごし方
 (3)現学年の間に行っておきたいこと
 (4)新学年に向けた準備


前回(10月)のセミナーでは「子どものやる気を引きだす」と題して、モチベーションコントロールやメンタルケアに関して、概念的な話を中心にさせていただきました。今回はご家庭ですぐに行っていただけるように、具体的な内容を中心にお話ししました。


今回は、上記の4項目の中から(3)の「現学年の間に行っておきたいこと」について書かかせていただきます。それぞれの学年で、ここからの2か月(12月・1月)で行っておくべきことは少しずつ違ってきますので、学年分けをしてお話しいたしました。


[小1~小4]「学習・勉強の本質的な『楽しさ』を経験する」
学年が上がると学習内容の難度も上がります。「難しい」と感じることもあるでしょうし、宿題にかかる時間も増えて「つらく」感じることもあるでしょう。もちろんある程度の期間が過ぎれば、その学年としての難度に慣れてくるものですが、その手前の段階では「難しくても、ちょっと大変でも」前向きに取り組めるように、学習することの『楽しさ・おもしろさ』を現学年のうちに経験しておくことが大切です。自分でできたという「成功体験」や、難しい問題が理解できたときの「感動体験」をぜひこの冬に経験してもらいたいところです。


[小3~小4]「日常的な学習習慣を確立する」「集中して学習できる場所」
学年が切り替わればテキストや宿題の内容も変わってきます。早稲田アカデミーにおいては、小4から理科と社会の授業がはじまり、小5からは通塾日数が増えることになります。ですから、いまの時点で新学年の一週間の学習リズムを細かく考えることはできません。2月に新学年での授業がスタートしてから、どのような課題にどれくらいの時間がかかるのかを見極め、一週間の詳細な計画を立てていくことになります。その手前の段階として、「塾がない日の学習時間をきちんと定めておくこと」、「お子様が学習に集中できる時間を見極めておいていただくこと」をお話しいたしました。さらに「集中して学習に取り組める場所」を決めておくこともお勧めしています。


[全学年]「学習面における基礎知識の確認と定着」
現学年での学習における基礎知識をあと二か月でしっかりと定着させておくことも必要です。応用的な知識は新学年でも扱うことが多く、現学年の間に定着し切る必要は必ずしもありませんが、土台となる基礎知識や基礎的な学習方法に関しては、しっかりと身につけておかなければなりません。セミナーの中では、その具体例として「暗記方法」「計算方法」などについて触れさせていただきました。冬期講習会や1月授業では、現学年の「まとめ」が行われる学年・クラスが多いはずですので、この期間にしっかりと定着を図ってください。

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