四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『冬休みの過ごし方』

2017.12.15

「今季最大の寒波」というニュースを見ました。風が強くて、本当に寒い日が続いています。私もマフラーと手袋をクローゼットから引っ張り出しました。いよいよ来週はクリスマスウィーク、クリスマスが終われば早稲田アカデミー各校舎では「冬期講習会」がスタートします。今年の早稲田アカデミーの冬期講習会のキャッチコピーは「春はどこだ。」です。この冬を乗り越えて、学力を大きく伸ばすだけでなく、学習姿勢もしっかりと身につけて「春」を迎えてほしい、そんな思いを込めています。校舎では冬期講習会・正月特訓へ向けた準備を進めています。この冬がお子様にとって充実したものとなるように、また春の飛躍へ向けた第一歩となるように……。今回は冬休みの効果的な過ごし方、学習の仕方について触れさせていただきます。


冬休みというのは一年の中でも特殊な時期です。夏休み・春休みも計画的に過ごすことが大切ですが、冬休みは気持ちの上でも準備が必要です。それがないと、学習面での成果が上がらないまま終わってしまうこともあります。一方で、ご家族で過ごす時間も大切です。いずれの面でもしっかりと計画を立てられることをお勧めします。


冬休み期間にはイベントがたくさんあります。お子様にとってはとても楽しいクリスマス。街のイルミネーションやクリスマスツリーの飾りつけもお子様の気持ちをウキウキしたものにしてくれることでしょう。そして、大晦日にお正月。お年玉におせち料理に。勉強をするヒマはないというのが、お子様の本音かもしれません。ただ、この時期にも学習を進めることが大切です。首都圏で実施される入試の一番早い日程は1月7日くらいから始まります。受験生にとって冬休みは「受験直前期」であり、ラストスパートの時期にもなるわけです。4年生・5年生になったら「受験生の冬」をイメージして、短い冬休みであっても、学習に集中する時期や時間を持つようにするべきです。早稲田アカデミーで実施している小学校5年生向けの『正月特訓』は成績向上を目指すのはもちろんですが、なによりも意識面において「受験生の冬」をイメージさせることを目的としています。受験生になる年の初めに、本気で集中して特訓授業を受けることで、「今年1年がんばっていこう」というやる気がつくり出せるはずです。


そのためにも、冬休み期間の『学習計画表』をしっかりとつくることが必要です。夏休みは期間も長いので、計画表には学習時間と学習内容だけを書き込むようにすればよかったのですが、冬休みは期間も短く、学習以外の予定もたくさんあるはずですので、まずはその予定を書き込むところから始めなければなりません。予定の合間をぬって、集中して学習できる時間を確保しておかないと、結局ほとんどまとまった学習ができずに終わってしまうことになるでしょう。


また、日本人にとって、お正月はやはり特別な意味を持つものだと思います。日常の会話よりも、元旦という特別な日に交わした会話は覚えていることが多いものです。ここで、一年間の学習の方向性や勉強をしていく意味、将来の目標などについて、ぜひお子様と会話を交わしていただきたいと思います。


計画を立てる中で、冬休みの目標も同時に設定をしていただければと思います。冬休み中に何を目標に学習を進めればよいか、それがはっきりとすれば、お子様自身のやる気も高まるはずです。

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