四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『子どもを伸ばす親の接し方・関わり方』

2018.06.15

昨日(6月14日)、なかのZEROホールにて今年度第1回目となる『クローバーセミナー』を実施させていただきました。梅雨の時期ではありますが、お天気に恵まれたこともあり、多くの方にご参加いただきました。中にはかなり遠方からお越しいただいた方もいらっしゃったようです。ご参加いただき、誠にありがとうございました。


会の冒頭でも触れさせていただいたのですが、『クローバーセミナー』では、私の早稲田アカデミーの講師としての経験をお伝えさせていただいています。児童心理学や教育心理学などの本から学ぶこともありますが、専門家ではないので、学術的・理論的な裏付けがあるわけではありません。ただ、小学生と毎日接していく中で、いろいろな経験をさせていただいており、そこからの経験則をお話ししているようなイメージです。早稲田アカデミーでの指導年数も比較的長くなっておりますので、「中学受験を目指して進学塾に通っている小学生」と限定してしまえば、どのように接していけばよいか、どうすればやる気を引き出すことができるか、などといった点に関しては、ある程度お話しできると自負しております。とはいえ、お話ししている内容がすべてのお子様にあてはまるわけではありません。ひとつのアドバイス、ひとつのヒントとしてお考えいただければ幸いです。


今回のブログでは、『クローバーセミナー』でお話しした内容を簡単にご紹介いたします。
大きく3部の構成でお話しいたしました。「どのように伸ばすか」というテーマに入る前に、第1部では「どういう方向に伸ばすか」をぜひお考えください、というテーマで話をしています。これからの社会で求められる力、そしてその力を試す「入学試験」や「入社試験」について触れました。アンケートにもご記入いただいた方が多かったのですが、実際の「入学試験・入社試験」をご覧いただいたことで、より具体的なイメージをお持ちいただけたようです。小学生の間に伸ばしたい力として、今回触れさせていただいたのは、下記の4つです。


①「思考力」「論理性」
②「協働力」「他者理解」
③「表現力」「記述力」
④「問題発見能力」


こうして「キーワード」を並べてみても、実際にどのような「力」なのかというイメージが持ちにくいことと思います。実際にそれぞれの力が試されるような「入試問題」などをご覧いただくことで、よりご理解いただけるように進めました。ある種、特殊な入試問題もあったのですが(慶應義塾中等部の社会など)、中学入試の出題も「いまの時代に求められる力を試す」方向に進んでおり、保護者の皆様がイメージされている入試問題とは違うスタイルのものも多くあるのだということに驚かれた方もいらっしゃったようです。


第2部では「子どものやる気を引き出す接し方」、第3部では「子どもを伸ばす接し方・関わり方」と題して、以下のような、具体的な「接し方・関わり方」をご紹介させていただきました。


①「ただ経験させる」だけではなく、「経験が活かせるような接し方」
②毎日の「成功体験」を意識してつくる
③「依存心」をなるべく早く取り除く
④自己肯定感を高める接し方


次回のクローバーセミナーは、7月13日(金)に、一橋大学一橋講堂で行う予定でおります。昨日の会の終了後にも、スマートフォンから次回のお申し込みをしていただいた方もいらしたようです。一年間で一番「伸びる」夏休みの過ごし方を中心にお話しさせていただく予定です。ご都合が合えば、ぜひお越しください。お待ちしております。

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