四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『夏期講習会も終わりに近づき……』

2017.08.25

今週に入ってから、急に暑さが戻ってきました。今年は異例の「長寿台風」の影響もあり、8月に入ってからずっと雨が続いていましたので、より暑く感じてしまいます。皆さまはいかがでしょうか。夏の疲れが出てきやすい時期でもありますのでお気をつけください。


いよいよ早稲田アカデミーの夏期講習会も終わりに近づいてきました。今日(8月25日)から小学校が始まっているところもありますので、受験学年以外の講習会は昨日で終了しています。一方で、学校が9月からの生徒はここから約一週間、塾での授業もありませんので、日々の過ごし方がとても大切になってきます。夏期講習会期間中の学習姿勢や集中力を継続するためにも、早稲田アカデミーの自習室を使ってみるのもよいかもしれません。お通いの校舎に相談してみてください。


さて、今週末には「小3サマーチャレンジテスト」「小4・小5記述力模試」が実施されます。さらに9月の2日・3日には「YT公開組分けテスト」が各学年で実施されます。前回の記事でも書かせていただきましたが、これらのテストは、「夏の成果」を試すものですから、お子様も気合いが入っているでしょうし、保護者の皆さまも結果が気になると思います。早稲田アカデミーの夏期講習会でがんばってくれたお子様方の学力は、確実に伸びています。しかし、その結果が今回のテストで数字として表れるかどうかは、お子様のタイプによっても違いますし、当日のテスト内容によっても変わってくるはずです。


また、偏差値は相対評価(他者との比較によってつけられる評価)なので、テストを受験する生徒全員が同じように夏にがんばっていることを考えると、大きな変化が見られないのが一般的です。言い換えると、偏差値が大きく変わっていなければ、学力は着実についているとお考えいただいてもよいでしょう。夏休みに一生懸命がんばっているお子様の姿をご覧になっている保護者の皆さまは、結果が数字としてすぐに表れないと不安になったり、努力をしているお子様がかわいそうに思えたりするかもしれません。しかし、がんばった成果は必ずお子様の中に蓄積されているのです。


保護者の皆さまが「数字だけで評価する」のはよいことではないとご理解いただいていたとしても、お子様はやはり結果が気になるものです。結果が思うように出なかった場合、「夏にあんなにがんばっていたのに……」と学習に対するモチベーションが下がってしまうかもしれません。そういったときには、数字だけではなく答案をしっかりご覧いただき、一学期よりもできるようになっている点を評価してあげてください。「一学期にはミスが目立った国語の知識ができていた」「一学期よりも空欄が少なくなっていた」……きっとそんなところが見つかるはずです。


お子様それぞれにとって、この夏の課題は違っていたはずですから、一学期と比較して「成長した部分」も異なるはずです。「算数の計算ミスをなくす」というような課題に取り組んだお子様であれば、比較的早くテストにおいて伸びを実感できるケースが多いでしょう。一方で、「国語の文章を精読する」というような課題を設定していた場合、なかなかすぐには数字に表れないものです。


夏の終わりに一番大切なことは、お子様自身が「夏にがんばった」という実感を持てることです。テストで好成績がとれれば、それはそれでよいのですが、万が一そうでなかったとしても、お子様自身が自分で「夏の成長」を感じられるように、ご家庭でも声を掛けていただければと思います。

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