中学受験は、お子様にとって大きなチャレンジ。
そのためご家族のサポートが欠かせません。
ここでは3名の保護者様にお集まりいただき、受験に関するさまざまなお話を伺いました。


津田谷 光治さん
お子様 佳歩さん
女子学院中学校 進学
その他合格校
豊島岡女子学園中学校、浦和明の星女子中学校


河島 彩さん
お子様 柚さん
慶應義塾普通部 進学
その他合格校
栄東中学校、鎌倉学園中学校


小澤 智美さん
お子様 義之さん
早稲田大学高等学院中学部 進学
その他合格校
浅野中学校、栄東中学校、東京都市大学付属中学校
司会進行


福田貴一先生
早稲田アカデミー教育事業本部 副本部長
兼 武蔵小杉校校長
進学情報誌『サクセス12』やブログ「四つ葉café」、低・中学年保護者様対象の「クローバーセミナー」などを通して、中学受験に関する情報を広く発信している。著書に『中学受験 身につくチカラ・問われるチカラ』(新星出版社)。
中学受験、それぞれの“入り口”
福田先生:お子様の志望校合格、本当におめでとうございます。
津田谷さん:ありがとうございます。いや、ホッとしましたね。
小澤さん:息子は今、ひたすら友達と遊んで、元気に「小学生」を楽しんでいます。
河島さん:受験が終わってからは「中1準備講座」に通わせています。せっかく身に付いた学習習慣は維持してほしくて。
津田谷さん・小澤さん:我が家もです。
福田先生:中高一貫校は授業進度が速いですから、入学前の準備も大切ですよね。そもそも、中学受験をすると決めたのはなぜですか?
河島さん:最寄りの公立中学校に野球部がなかったんです。野球を続けるなら、中学受験をするか、クラブチームに所属するかの二択。本人が中学受験する方を選びました。
津田谷さん:私自身、中高一貫校での友人や先生との出会いを「宝」だと感じていたのが大きな理由ですね。もちろん娘の意思を最優先するつもりでしたが、本人も「受験したい」と言ってくれました。
小澤さん:親としては、高校受験の前に「受験」のチャンスを一回増やしてあげられるなら、挑戦する価値はあると思っていました。ただ息子は、当初は塾も習い事の一つとして捉えていたようですが。
福田先生:好奇心旺盛な義之さんは、「やってみよう!」と前向きに通い始めたのでしょうね。志望校はどのように選びましたか?
小澤さん:我が家はかなり迷いましたね。決めかねていたとき、早稲田大学出身の夫が早大学院を候補に挙げてくれました。学生時代、早大学院から進学した友人たちの聡明さに感銘を受けたそうで。自分のやりたいことをかなえるだけでなく、「社会に貢献できる」人材を育てるという学校の方針も素敵だなと思いました。
津田谷さん:社会人になる前の一つの挑戦として、「大学受験」はあった方が良いと思いましたので、志望校は進学校の中から選びました。6年生のときに参加した女子学院の校舎見学会で、「絶対にここに行きたい!」と本人の気持ちが固まったようです。そのときいただいた冊子を、勉強スペースの一番目立つ場所にずっと飾っていました。
福田先生:佳歩さんは真面目で落ち着いていらっしゃいますから、女子校が合いそうですよね。河島さんはいかがですか。
河島さん:最終的には本人の希望を尊重して、慶應普通部に決めました。津田谷さんと同じく進学校という選択もアリかな……と思っていましたが、本人の行きたいところが一番ですよね。
早稲アカで見つけた我が子の新たな一面
福田先生:数ある塾の中から早稲田アカデミーをお選びいただいた理由を伺ってもよろしいですか。
河島さん:先生との面談で、一人ひとりの家庭にちゃんと寄り添ってくれる塾なんだな、と感じたからです。「柚さんを一緒に応援していきましょう」という先生の一言が決め手でしたね。我が家にとって初めての中学受験だったので、すごく安心したのを覚えています。
小澤さん:私も、説明会で校長先生が「教えます」ではなく「育てます」とおっしゃったのが印象に残り、入塾を決めました。もともと賢い子だけでなく、ゼロからスタートする子にもきちんと向き合ってくれそうだと感じたんです。
津田谷さん:正直なところ、娘が「体験授業が面白かった」と言うので早稲アカに通うことを決めましたが、私はお友達と競い合うような環境でうまくやれるのか心配でした。でも通わせているうちに、意外と負けず嫌いな娘の一面が見えてきたんです。授業内の小テストや組分けテストで、クラスメイトと切磋琢磨することを楽しんでいたので、今は早稲アカを選んで良かったと思っています。
福田先生:子どもは競争が好きですよね。
津田谷さん:「夏期集中特訓」や「正月特訓」にもすべて参加していました。普段通っている校舎と違う環境で過ごす時間は、かなり充実していたようです。娘の様子から、ワクワクしながら会場に向かっているな、というのが伝わってきました。
小澤さん:息子もほとんどのイベントに参加していました。普段あまり電車に乗ることがなかったので、4年生のときは「夏期集中特訓」の会場まで一緒に行っていました。でも、5年生になってからは「一人で行けるよ」と。きっと何か意識が変わったんだな、と成長を感じましたね。
河島さん:私の息子も同じでした!少し大人になった気分が味わえたのか、一人でうれしそうに電車に乗っていました。普段は私が丸付けなどをしていたので、お友達と一緒の空間で長時間頑張れる環境は息子にとっても良かったと思いますし、私としてもありがたかったです。
福田先生:柚さんは素直なお子様でしたから、講習会やイベントにもいつも真面目に参加してくれていましたね。
得られたのは人生を切り開く力
福田先生:実際に経験された今、「中学受験」をどのように考えていらっしゃいますか。
小澤さん:小学生のうちから、高い目標に向かって努力し、途中で投げ出さずに頑張り抜く経験ができたこと。それ自体が息子の人生において非常に大きな財産になったなと思います。やりたいことを我慢させなければならないときも少なからずありましたが、先生方がうまくモチベーションを維持させてくださったおかげで、息子は最後まで前向きに取り組んでいました。
津田谷さん:同じく、他では得難い経験だったと思っています。結果的に「努力は報われる」という成功体験にもなったので、その点でも娘の人生にとっての価値は計り知れませんね。
河島さん:親にとっても、子どもの新たな長所を知る良い機会でした。塾に通い始めたころは、息子がこんなに粘り強く努力し続けられるとは思っていませんでしたから。我が子ながら、本当に頑張ったと思います。
福田先生:最後に、将来お子様にどのような大人になってほしいかお聞かせください。
小澤さん:昔からずっと思っているのは、「人とのつながり」を大切にしてほしいということ。早大学院で過ごすなかで、互いの個性を認め合える一生の友人に出会えると良いですね。
津田谷さん:日本を取り巻く環境は、10年も経てば大きく変わります。大人になったとき、今は想像もつかないような社会に変化していたとしても、自分の力で人生を切り開いていってほしいと願っています。女子学院でも、仲間と切磋琢磨しながら頑張ってほしいですね。
河島さん:この先の人生、どんな困難にも全力で向き合える大人になってほしいと思います。何事にも真剣に、手を抜くことなく真面目に取り組むことができる力。中学受験を通して身に付けたその強さを、これからの人生でも大事にしてもらいたいです。
福田先生:お子様の今後のご活躍を楽しみにしています。本当にありがとうございました。
各ご家庭の中学受験Q&A
津田谷家の中学受験
お子様は普段どこで勉強していましたか?
塾の宿題はリビングで、テスト対策の勉強は私のテレワーク用のスペースや塾で、と本人なりに使い分けていたようです。家のあらゆるところに教材が置いてありました。
中学受験をするなかでの気付きは?
「やらせておいて良かった」こと
小さい頃から好きだった読書を続けさせたこと。勉強に関係ない本も図書館から借りてきてよく読んでいたので、良い息抜きになっていたと思います。
「こうしておけば良かった」こと
インターネットやSNSには情報があふれていますが、本当かどうかわからないものも多くて取捨選択に苦労しました。早くから情報源を塾の冊子など信用できるものに絞っておくことが正解だと思います。
入試本番、どのように送り出しましたか?
当日は少し緊張している様子だったので、「大丈夫だよ」と声を掛けて明るく送り出しました。娘の後ろ姿から目が離せなくて、会場内に入るまでずっと見つめていました。
河島家の中学受験
お子様は普段どこで勉強していましたか?
リビングのテーブルで私の隣に座らせていました。ただ、過去問演習は家よりも塾の自習室の方が集中できたようで、6年生になってからは頻繁に利用していました。
中学受験をするなかでの気付きは?
「やらせておいて良かった」こと
幼少期にたくさん外遊びをさせたことです。虫が大好きで、よく捕まえたり、卵から育てたりしていました。後に生物の単元を学習するときも、楽しそうに取り組んでいました。
「こうしておけば良かった」こと
もう少し早くから勉強の進め方を息子に任せても良かったです。受験学年になってからは、喧嘩になってしまうこともありました。程良い距離感が大切でしたね。
入試本番、どのように送り出しましたか?
夫が「ワンアウト、1・3塁」、つまり「いつも通りにやれば1点取れるぞ」と声を掛けたのが我が家らしいなと。送り出したときは、私の方がうるっときてしまいました。
小澤家の中学受験
お子様は普段どこで勉強していましたか?
リビングや食卓など、学習できるスペースが家の中に4か所くらいあったので、本人がその時々の気分で選んで使っていました。
中学受験をするなかでの気付きは?
「やらせておいて良かった」こと
受験勉強が本格化するまで、他の習い事も続けさせました。5年生から少しずつ減らし始め、6年生で塾のみにしました。本人もスムーズに心の準備ができたようです。
「こうしておけば良かった」こと
読書の習慣が定着しなかったことが心残りです。幼少期から絵本に触れる機会を増やしたり、早いうちから会話に取り入れたりすれば良かったと思います。
入試本番、どのように送り出しましたか?
少しピリッとした感じではありましたが、「じゃあね!」と普段と変わらず歩いて行ったので、試験に集中できていたんだと思います。親としてはやや寂しくもありましたが(笑)。
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