四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『「何がなんでも」という想い』

2019.09.11

早稲田アカデミーでは2学期から「志望校別コース」がスタートします。最難関校を目指す生徒が、それぞれの学校の出題傾向に合わせたテキストやテストを使った授業を受ける日曜日の特別クラスです。ご存知の方も多いと思いますが、「NN〇〇中クラス」という名称がついています。たとえば「NN開成」「NN桜蔭」「NN早実」といったようなクラス名称です。この「NN」という名称は、「何がなんでも」という言葉からきています。「何がなんでも〇〇中に合格したい!」……そんな想いを持った生徒たちが集まるクラスをイメージしていただければと思います。


特定の学校へ向けた対策クラスとなりますので、その学校のレベルに合わせた授業が展開されます。授業の内容をしっかりと吸収して学習効果を高めるためには、ある程度以上の基礎学力が必要になることはご理解いただけると思います。また、学校によって出題傾向は異なりますので、それに合わせた思考ができるかどうかも大切です。そういった学力や思考力を試すために、「選抜試験」が行われます。その選抜試験で受講資格を得た生徒たちが切磋琢磨するクラス環境も「NNクラス」の大きな魅力のひとつになっています。将来の同級生たちと一緒に、同じ目標に向けて努力をする中で、大きな刺激を受けていくのです。


その選抜試験が先日行われました。夏期講習会で培った学力をもとにして、受験生たちはテストに臨みました。半年後の本番入試へ向けた「第一関門」のような位置付けとなるテストです。受講資格を得られずに9月からのNNクラスには通うことができなくても、それ以降のテストで資格を得て、最終的に合格を勝ち取っていく受験生も毎年多くいます。ですから、このタイミングで通えなければ合格に大きく遠ざかるというものでもないのですが、受験生は、やはり9月のNNクラス開講から第一志望校の対策クラスに通いたいという気持ちは強いはずです。そういう意味で、このテストで受講資格を得られるかどうか、つまり「NNクラス」に合格できるかどうかは、受験生にとっても保護者の皆様にとっても、大きな意味を持っています。


その選抜テストの結果が出てきました。ある若い講師に、担当していた受験生の「合格」という結果を伝えたところ、彼は「よし!やった!」とガッツポーズで喜んでいました。次に出てきたのは「よかったぁ……」という安堵のため息……でした。


前回の記事から「講師として心がけていること」というテーマで書かせていただいているのですが、私自身が心がけていることのひとつに、生徒や保護者の皆様の「想いに共感する・共有する」というものがあります。NN選抜試験は、得点や偏差値という数字結果だけではなく、志望校別クラスへの「合格・不合格」という結果が出てきます。その結果は半年先の入試本番にもつながるものですから、受験した生徒の想いは想像できます。その結果を気にしているのは間違いないでしょう。その担当講師も、結果をずっと気にしていました。その瞬間において受験生の想いに共感し、共有できていたのだと思います。


講師として、「何がなんでも合格したい」「絶対に合格させたい」という受験生や保護者の皆様の想いに共感することは、指導を進めるうえでの原点です。その若い講師の姿を見て、私自身もいま、受験生を担当する一講師として、目の前の生徒たちの「何がなんでも」という想いに応えられるように、決意を新たにいたしました。

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