四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『新学年のテキストをどう使う?』

2019.02.13

各科目の新学年での初回授業が終わったことと思います。加えて、新小4以上の皆様は、先週末から「土曜YT講座」も始まっております。新年度のスタートは順調に切れましたでしょうか。一週間の計画を決めて、その通りに進められれば一番よいのですが、スタートの段階ではなかなか難しいでしょう。まずは、テキスト(教材)の内容と使い方をしっかりと把握するようにしてください。


新学年での学習スタートにあたり、まずご理解いただきたいのは「教材やテキストに掲載されている問題の全てを扱う必要はない」ということです。進学塾の教材は、学校のものとは違って、全ての内容を完璧にこなすことを目的とはしていません。例えば、小学校4年生の算数の教材を例にすると……、


① 予習シリーズ
② 予習シリーズ「計算」
③ 演習問題集
④ 基本演習問題集
⑤ ウィークリーコンパス


という複数のテキストがあります。これらの全ての内容を一週間でやり切ろうとすると、確実に時間は足りなくなってしまいます。算数が得意なお子様であったとしても、時間が足りなくなるでしょうし、こなすだけの家庭学習になってしまうと完成度が低くなり、場合によっては逆効果になってしまうこともあります。保護者の皆様の中には「購入した教材だから全てを扱うべきだ」とお考えになられる方もいらっしゃるのですが、上記のような点をご理解いただければと思います。言い換えれば、その生徒やクラスに必要な内容を取捨選択して使うために、多めの教材や問題が用意されているとお考えください。


さて、ここから新学年の学習計画(一週間スケジュール)を立てていくことになるのですが、上記のように複数ある教材の「内容と使い方」をご理解いただくところが、スタートラインです。計画を立てるというと、まずはスケジュール表を作成して、と考えたくなりますが、なによりも一週間の中でどのような学習をするかを把握しなければ、スケジュールそのものを立てることができないはずです。初回授業で行われた「オリエンテーション資料」や、各学年の「学習の手引き」「シラバス」などをご覧いただくと、宿題の内容や進め方についての大枠はご理解いただけると思います。ご不明な点がございましたら、お気軽に担当講師までお問い合わせください。

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