四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『夏フェス!!』

2026.05.20

「夏フェス」と聞くと、音楽の「フェス」をイメージされる方が多いでしょう。ゴールデンウィーク前の4月下旬に、夏期合宿のホテル施設やイベントの下見で苗場に行ってきました。越後湯沢の駅などには早くも「FUJI ROCK FESTIVAL'26」のポスターが貼ってあり、グッズも販売されていました。


実は早稲田アカデミーでも、毎年6月から「夏フェス」と題した保護者様対象のイベントを実施させていただいております。有名私立中学校の「学校見学会」「学校講演会」をメインとしたイベントです。今年も実施させていただく予定で準備をしておりますので、ご期待ください。


中学受験における「親の役割」の一つに、「学校選び」があります。「我が子が一番成長する6年間を過ごす環境を選ぶ」と考えたときには、大学進学実績や偏差値ランクといった数字だけではなく、実際に学校を「見て・感じる」ことが大切なはずです。また、私立中学校側としても「実際に保護者の方にお越しいただいて見ていただきたい」と考えられており、今年も早稲田アカデミーからの呼び掛けにたくさんの学校がご参加くださっています。ぜひ、この機会を将来の学校選びにつなげていただければと思います。


中学校を選ぶためには、いくつもの要素があります。教育理念や校風、附属校か進学校か、男子校・女子校か共学校か……。ご自宅からの距離や通学時間、さらに細かい点ではクラブ活動や制服の有無なども要素としては挙げられるでしょう。さらに、東日本大震災やコロナ禍を経て、学校における安全管理という点も重視されるようになってきています。ご家庭のお考えやお子様のタイプによって、これらの要素のなかで優先するべき項目は変わってくるでしょう。さらに、複合的に考えなければならない場合も多くあるはずです。


さまざまな要素のなかで、やはり目を引きやすいのは進学実績です。確かに、中学校を選ぶというのはお子様の未来を選ぶということですから、中学・高校の先にある大学を考えるのは必要なことです。ただ、進学実績だけを重視するのはお勧めできません。お子様が思春期を経て大人になる、人生のなかでも一番大切な6年間を過ごす環境を選ぶということを重視していただきたいのです。最終的なゴールである大学進学だけで中学校を選んでしまうと、そこまでの6年間が味気ないものになってしまう可能性もあります。


また、大学進学実績は現時点のものでしかありません。お子様が実際に中学受験に挑むまでの数年で、さらに、中学校に入学してから大学進学までの6年間で、大きく変わっていく可能性も否定できないのです。現に、数年前と比較して難関大学への進学率が倍以上になっている中学校も存在しています。東京大学への進学者数が増加した学校は翌年の中学入試の倍率が上がる、という傾向があるのも事実ですが、進学実績を考慮に入れる場合でも、単年度の実績だけではなく、ここからどのように変わるのか、ということもお考えいただきたいと思います。それぞれの学校の将来へ向けた取り組みなども併せてお考えいただくとよいでしょう。


個別面談などで保護者の皆様に「今お考えの志望校は」とお尋ねすると、逆に「今の成績で入れる学校はどの辺ですか」と質問されてしまうことがあります。小学6年生の秋以降、受験パターンを考える段階になれば、現状の成績や出題傾向などを考えて「合格可能性の高い学校」を考えていくことも必要ですが、それまでは「通わせたい学校・通いたい学校」という視点でお考えいただく方がよいと考えています。


小学生のお子様は成長の途上にいます。その成長も、時間に比例して右肩上がりの関数のように伸びていくわけではありません。身体的にも精神的にも短期間にグッと成長する時期もあるものです。6年生の一学期までは偏差値50台だったお子様が、夏休みを経て、一気に60台まで伸びることも、決してまれではありません。今の成績で学校を選び、そこに縛られてしまうと、成長そのものを制限してしまうことにもなりかねません。お子様の無限の可能性を信じ期待して、現状の成績に縛られず、「通わせたい学校」をお考えいただくようにお勧め致します。

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