四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『リストをつくる』

2026.09.11

前回の記事で、「やるべきこと」について書かせていただきました。そこで思い出したのが「To Doリスト」です。


私は、月の初め(もしくは前月末)に、その月にやることを「30個」書き出すという習慣を続けています。「やらなければならないこと」「やるべきこと」だけではなく、「やっておいた方がよいこと」「できればやりたいこと」までを考えながら、30個(もしくはそれ以上)を書き出すという作業です。1時間程度の時間がかかるのですが、この作業をすることで、自分の頭のなかが整理できます。そして、リストをもとにして、週単位や日ごとの「タスクリスト」を考えて動いています。


この「To Do 30リスト」のポイントは、「必ず30個の項目を考える」という点にあります。「今月のTo Do」と考えると、10~20個程度の項目はすぐに出てくるのですが、そこから先はなかなか思いつきません。すぐに思いつく項目は、どちらかというと「近視眼的」なものが多く出てきます。また「やらなければならないこと」がほとんどです。しかし、残りの10個をいわば「ひねり出す」なかで、視野が広がっていく印象があります。「今週から来週」というような短期的な視点ではなく、「来月以降」も見据えて考えていくようになってきます。また、考える範囲も「自分の仕事」だけではなく「校舎全体」のことに広がっていきます。場合によっては「仕事」だけではなく、「プライベート」のことも含めて思い浮かんできます。そして「やっておいた方がよいこと」が出てくるのです。「最近保護者様とお話ししていないご家庭への電話」といった内容がここで出てくるようなイメージです。担当クラスの一人ひとりの生徒の顔を思い出しながら、「そういえば○○さんは、最近成長してきている感じがするから、お伝えする電話をしておこう」ということに思い至るわけです。そして「〇〇さんのご家庭に電話」というリストが書き加えられます。


さて、この手法は小学生にも応用ができると考えています。ただ、「To Doリスト」「タスクリスト」というのは小学生にはあまり適さないでしょう。私がよくお勧めしている「学習計画表」には、宿題を1週間のスケジュールに落とし込む、いわゆる「タスクスケジュール管理」というイメージではありますが……。


私が小学生の皆様にお勧めしているのは、「Wish list」です。それも1か月という単位ではなく、「年単位」での「こうなりたい・こうありたい」というリストの作成です。お正月や新年度のスタートなどに、今年は「こんなふうに過ごしたい」「この目標に到達したい」ということをお子様自身に考えてもらうわけです。勉強や学習に関するものだけではなく、習い事や学校生活、家庭での習慣なども含めて幅広く考えるように促してあげてください。「朝は起こされなくても起きる」「友達をたくさんつくる」といったところからでかまわないと思います。


小学生の場合も、やはり「思いつくだけあげる」ではなく、項目数を初めに決めてから考えさせるとよいでしょう。学年によって異なりますが、小1・小2であれば5個程度でもよいかもしれません。小3以上になると10個は考えることができるでしょう。


例えば、塾での学習で考えると「クラスを上げる」「クラスを維持する」という項目がすぐに思いつくはずです。実はこの「Wish」から「To Do」につながっていくのです。「クラスを上げる」→「成績を上げる」→「苦手な算数を克服する」→「計算ミスをなくす」→「計算の宿題をきちんと丁寧にやる」という流れで考えていくわけです。ここの部分は保護者の皆様もご一緒に進めていただくのがよいと思います。


9月から新学期が始まりました。秋から冬にかけての「Wish list」をお考えいただくのもよいと思います。

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