四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『新しい年に向けて ~今年もあと1カ月~』

2021.12.01

私の家の近所のスーパーマーケットでは店頭に正月飾りが並んでいます。改めて今年も終わりに近づいていることを感じます。


先日(11月27日)行われた「小3マンスリーテスト」の保護者会で「お子様専用のカレンダー」を作ることをおすすめ致しました。毎年この時期にお話しさせていただいているのですが、カレンダーを作ることは、単に学習効果を高めるだけでなく、お子様の精神的成長を促すためにも非常に効果的な方法だと考えています。私も新しい年の手帳を買ったのですが、やはり新しい手帳とかカレンダーを見ると、気持ちが前向きに明るくなるような気がします。


小学校3~4年生(10歳前後)のお子様は、精神的な成長に伴い、少しずつ「計画性」が芽生え始めてきます。もちろんまだ自分で計画を立てて、その通りに進めることは難しいかもしれません。ただこれまでは今日と明日のことくらいしか具体的にイメージできなかったお子様が、一週間、1カ月という期間を頭の中に置いて考えることができるようになっていくのです。さらに、ある程度未来のことが見えてくるようになると、「いつ何があるのか」だけではなく、「目標を定めてそこに向けて努力する」ようにもなっていくはずです。「今週はテストがあるからがんばるぞ。そして、来週の日曜日は家族でお出かけだ!」、そんな気持ちをつくるためにも、毎日を充実させるためにも、「お子様専用のカレンダー」を作ることはとても効果があります。


さらに、何事においても計画を立て、それに沿って進めていくことは、「お子様の精神的な成長」を考えると、とても大切です。もちろん、学習面においても、先を見て計画的に行うことで、学習効果も高まります。


ただ、「カレンダー」を用意しただけで効果が上がるわけではありません。うまくご活用いただくためのポイントを3点挙げさせていただきますので、ぜひ参考にしてみてください。


①お子様と一緒におつくりください
自分用のカレンダーを作ることでお子様は先のことが見えるようになっていきます。日付の欄に文字を書き込むのは保護者の皆様でもよいのですが、なるべくお子様と一緒におつくりになることをおすすめします。まずはテストなどの学習予定ではなく、お子様自身が楽しみにしていることから記入していくのがよいでしょう。お子様やご家族の皆様の誕生日などから書き込んでいくと楽しくおつくりいただけると思います。


②カレンダー用のシールや筆記具などを用意していただくと楽しく進められます
自分専用のカレンダーとしてカスタマイズするために、カレンダー用のシールをお使いになるのもひとつの方法です。お子様自身がシールを貼ることで、予定を立てること自体を楽しんでいただけるようになると思います。またカレンダーに書き込むためのさまざまな色のペンをご用意いただくのもよいでしょう。


③予定が決まったら、すぐに書き込む習慣を
小学校で「学校行事予定表」が配られたときなどは、その予定をなるべく早く書き込むような習慣をつけておくことをおすすめします。カレンダーの中の予定がだんだん増えていくことで、毎日確認するのが楽しみになるはずです。

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