四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『授業中の様子に注意しています』

2022.03.25

今週の火曜日に、私の実家にある桜が咲き始めました。その花に少し雪が降り積もっていました。「寒の戻り」と言われますが、暖かい陽射しからは春が近づいているのを感じます。すでに春休みに入っている小学校も多いと思いますし、週末から早稲田アカデミーでは春期講習会も始まります。この春、新しい学年に進み、一段成長したお子様を応援してあげてください。


さて、今回は授業中の生徒の様子について。
授業中に解説をしているときも、質問をしに来ているときも、その途中で「ん?」という顔をする生徒がいます。一方で「うん、うん」とうなずきながら聞いている生徒もいます。お子様はどちらのタイプでしょうか。


もちろんそれだけで判断することはできないのですが、私の印象では「ん?」という顔をするお子様の方が考えながら聞いているというイメージを持っています。「ん?」も「うん、うん」もなくて、黙って下を向いていたり、鉛筆や消しゴムで手遊びをしていたりするのは、もちろんよくないのですが……。


解説や説明を聞いていて、「ん?」「あれ?」という顔をする生徒は、しっかりと頭を回転させながら聞いているのだと思います。そこまではわかっていたけれど、「あれ?いまのところわかんなかった」ということに自分で気がついているわけです。一方で「うん、うん」というタイプは、何となくわかった「ふり」をしているだけの場合があります。先生に対しては「聞いていますよ」というアピールをしているのですが、頭の中では思考が止まっていたり、まったく違うことを考えていたりする可能性もあるように感じています。


講師の立場からすると、授業をしているときに、「ん?」というタイプの生徒がいてくれるのは、実はとても助かるのです。時間が足りないときなどに、少し早口で解説をするがあります。そんなときに、「ん?」という顔をしてくれる生徒がいると、「おっと、ちょっとゆっくりいくか」というように切り替えることもあります。


塾で身に付けるものは、各科目の学力ではありますが、それ以前に「授業を受ける方法・授業を受ける力を身に付けることが大切」ということをよくお話しいたします。塾での授業は密度が高いですし、先生の話すスピードも速いのが普通です。その授業に慣れること、そして授業で教わったことをその場で理解することがとても大切になってきます。中学入試というハードルを越えた先に、中学校に進学すれば、そこで展開される授業は、やはり公立の中学校よりも密度が高く、スピードも速いもののはずです。中学校でよりレベルの高い授業を受けるためにも、必要なことになるわけです。


「うん、うん」というタイプのお子様に説明するときには、理解しているかどうかの確認をするようにしています。「わかっている?」「わかった?」と聞いても、だいたいの場合は「はい」とか「うん」とかという答えが返ってきます。本人の中でも「何となくわかった」と思っているので、ウソをついているわけではないのですが、説明した通りにやらせてみようと思ってもできないことが多いものです。個別に質問対応をしている場合などは、説明をしていた紙を隠して「先生が書いたのと同じ図をもう一度問題を見ながら書いてごらん」というようなやり方をしてみたり、途中までヒントを与えて「あとは自分でやってきてごらん」とあえて突き放してみたり、というような手法をとったりもします。


ご家庭でお子様が質問をしてきたときなど、お子様の様子をご覧いただきながら、「本当に頭を回転させながら聞いているのか」という点にご注意いただくのがよいと思います。そのためにも、解説に書いてある内容をすべて説明するのではなく、ヒントを与えて考えさせてみるなどの方法もお考えください。

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