四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『挑む、闘う、決意する』

2022.08.05

昨日(8月4日)から、早稲田アカデミーの「夏期集中特訓」が始まりました。
ホームページの「夏期集中特訓」のページから引用させていただきます。


夏休みの折り返し地点、そして、1年の折り返し地点
いつもと異なる環境で、熱意溢れる講師のもと、
志高き仲間と共に高めあいながら成長する
真剣に取り組む仲間の姿に刺激を受けながら、
自ら掲げた高い目標に全力で挑む
高みを目指すからこそ、本気でやるからこそ見えてくる世界がある
学力向上はもちろん、入試まで走りぬく原動力を育みます


私も初日の朝、小4の日本橋会場に行っており、偶然、私の勤務している武蔵小杉校の生徒に会いました。校舎で会うと笑顔で挨拶してくれる生徒なのですが、昨日はその笑顔がありませんでした。「緊張しているの?」と問いかけると、「うん!」と少し笑顔で返してくれました。教室の席では食い入るように先生の話をきいていました。「いい緊張感」だと思いました。授業は広く天井も高い会議室で行われるので、普段の教室とは雰囲気が全く違います。机や椅子も使い慣れた早稲田アカデミーのものではなく、大人が会議で使うもの。さらに隣の席に座っているのは、違う校舎から参加をしている知らない生徒……。先生も普段とは違います。先生の「埼玉県の〇〇校からきました」という自己紹介を聞いて、「そんな遠くからきている先生なんだ」と神奈川県から参加している生徒は感じたはずです。


そんな中で、緊張しない方がおかしいでしょう。ただ、いつもとは違うからこそ、緊張して参加しているからこそ、「集中力」は高まると思うのです。「夏期集中特訓」の「集中」という単語には、4日間・5日間という期間に集中するという時間的な側面だけではなく、「集中度合を高める」という意味も込められていると個人的には思っています。授業を担当する講師たちも、普段の校舎授業より「熱を込めて」「密度の高い内容を」「集中して」指導しています。


「夏期集中特訓」の授業ではハチマキを配ります。普段よりも一段高い気合と集中力で授業に臨んでもらうための、一つのシンボルのようなものです。「夏期集中特訓」の前に実施していた「夏期合宿」から引き継いだ、ある意味早稲田アカデミーの伝統グッズです。


以前にも書かせていただいた「ハチマキ」に関するエピソードをご紹介します。
何年か前の1月に卒業生から電話がかかってきました。卒業してすぐに何回か中学校の制服を見せにきてくれたり、成績の報告にきてくれたりしていたのですが、ここ数年は連絡がなく、突然の電話だったので驚きました。
「久しぶりだね、どうしたの?」という私の問いかけに、「先生、『がんばれ』って言ってください」という答えが返ってきました。続けて「明日、センター試験なんです」という言葉。よくよく話を聞いてみたところ、センター試験に向けた追い込みをしているときに、部屋の壁に飾ってあった小6合宿でもらったハチマキが目に入ったそうです。そうしたら中学受験へ向けて必死に勉強しているときのことを思い出して、私の声が聞きたくなったそうです。話をしているうちに、小6の夏期合宿が終わった次の授業のときに、合宿のハチマキを出して私にサインをしてほしいとねだってきたのを思い出しました。壁に飾ってあったのはそのときのハチマキだそうです。別に理由があって飾っておいたわけではなく、彼の言葉を借りれば「何となくはったままにしておいた」そうですが、大学受験という大きな目標が目前に迫ってきたときに「気になった」という話でした。


「挑む、闘う、決意する」……夏期集中特訓のロゴマークに書かれている言葉です。それぞれの学年で、さらには一人ひとりのお子様によって、何に挑み、何と闘い、どんなことを決意するのかは違うでしょう。「いままでの自分」「志望校への合格」「目の前の問題」「ライバルとの競争」などなど、さまざまなことに「挑み、闘い、決意する」中で、ここから成長するきっかけを手にしてくれるはずです。


前半日程で参加されている方(小4・小5・小6公立・中1・中2)は、明日から後半2日間が始まります。後半日程で参加される予定の方(小6S・中3)は、8月9日からのスタートとなります。集中して全力で学習に取り組むお子様をご家庭でも励ましていただき、「完走」したときには大いにほめてあげてください。

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