『日曜日は…全国統一小学生テスト!』
2025.05.30
いよいよ、日曜日(6月1日)に「全国統一小学生テスト」が迫ってきました。
私の勤務している校舎の生徒たちも「がんばるぞ!」という気持ちになっているようです。遊園地などに遊びに行くのを楽しみにするのとは少し違うところもありますが、大きなイベントのひとつとしてテストをとらえ、ドキドキしながらもワクワクという気持ちで迎えることができるように、ご家庭でも事前にお話しいただくのがよいでしょう。低学年の皆様でしたら、「テストでがんばったら美味しいものを食べに行こうね」というようなご褒美も効果的だと思います。
「全国統一小学生テスト」は、試験範囲の定まっていない総合力を試すテストです。原則としてその学年の小学校のカリキュラム範囲を超える内容は出題されないことになっています。ただ、単なる知識事項を問う問題や、処理能力を試す問題だけではなく、思考力や応用力が問われる問題も出題されます。お子様にとってこういった問題は、「習ったことがない問題」とうつってしまうことがあります。そういった問題への対応力を確認するのには非常によい問題のはずです。そして、ここまでの学習状況を確認するだけではなく、これからの学習に対する方向性を定め、お子様自身の学習へ向けた意識を高める、そんな機会にしていただければと思います。
全国の同じ学年の生徒たちとの競争、そして昨日までの自分との競争、そんな競争の中で、お子様方は向上心を持って成長していくはずです。そのひとつのスタートラインとして、きっかけとして、「全国統一小学生テスト」でいまの自分の100%を発揮していただきたいと思っています。早稲田アカデミー各校舎でも、当日は万全の体制でお待ちしております。
「全国統一小学生テスト」の問題は、学校で行われているテストとは違います。問題作成の目安として四谷大塚が発表している各学年の平均点は以下の通りです。 「小学校1年生→70%、小学校2・3年生→60%、小学校4・5・6年生→55%」 もちろん、全国的な平均点の目安になりますので、進学塾に通塾されている方の多い首都圏ではこれよりも高くなりますが、平均点が8割~9割を想定して作成される公立小学校のテストとは違うことがおわかりいただけると思います。初めて受験されるお子様の中には「難しかった」「習っていないことが出た」とお感じになられる方もいらっしゃるかもしれません。テストに行く前にご家庭でも、「難しい問題があったら、飛ばして自分のできる問題をしっかり解くこと」というようにご指導いただければと思います。解答欄のすべてを埋める必要はない、ということもお話しいただくとよいと思います。
小学校3年生以上では「マークシート形式」で実施されます。小学生のテストではあまり取り入れられていないスタイルなので、保護者の皆様から「大丈夫ですか?ちゃんと塗れますか?解答欄を間違えたりすることは?」といったご質問をいただくこともあるのですが、小学生は大人以上に順応力があり、少し練習をしただけですぐにマスターするものです。ただ、マークシートをきちんと塗るために、Bもしくは2Bの鉛筆をご用意ください。
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