四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『12月の過ごし方』

2025.12.05

校舎の周りも、クリスマスムード一色となり、さらには正月飾りなども売られ始めています。あらためて今年も終わりに近づいていることを感じます。


先日実施した「新年度説明会」では、新年の「お子様専用のカレンダー」をつくることをお勧め致しました。毎年この時期にお話しさせていただいているのですが、単に学習効果を高めるだけではなく、お子様の精神的成長を促すためにも非常に効果的な方法だと考えています。また、新学年に向けた自覚をつくるためにもよいのではないでしょうか。早いもので、今年も残すところわずかとなりました。私も新しい年の手帳を買ったのですが、やはり新しい手帳とかカレンダーを見ると、気持ちが前向きに明るくなるような気がします。


「新年度説明会」でお話しさせていただいたことをまとめてみます。
小学校3~4年生(10歳前後)のお子様は、精神的な成長に伴い、少しずつ「計画性」が芽生え始めてくる時期です。もちろんまだ自分で計画を立てて、それに沿って進めることは難しいかもしれません。ただ、今日と明日のことくらいしか具体的にイメージできなかったお子様が、一週間、一か月という期間を頭の中に置いて考えることができるようになっていきます。さらに、ある程度未来のことが見えてくるようになると、「いつ何があるのか」だけではなく、「目標を定めてそこに向けて努力する」ようにもなっていくはずです。


計画を立てたり、その計画に向けて準備をしたり、という行動はお子様の生活を充実させ、物事に対して前向きに取り組む気持ちをつくります。「今週はテストがあるからがんばらなきゃ。だけど、来週の日曜日は家族でお出掛けだ!」、そんな気持ちをつくり、毎日を充実させるために「お子様専用のカレンダー」をつくることはとても効果があります。


さらに、何事においても計画を立て、それに沿って進めていくことは、「お子様の精神的な成長」にとっても大切なことです。もちろん、学習内容面においても、先を見て計画的に行うことは、成績向上に大きくつながるものです。ただ、「カレンダー」を壁にかざっただけで効果が上がるわけではありません。以前にもご紹介させていただいているのですが、カレンダーをうまくご活用いただくためのポイントを以下に記しますので、参考にしていただければと思います。


① お子様と一緒におつくりください
カレンダーを自分用につくることでお子様は先のことが見えてくるようになります。日付の欄に文字を書き込むのは保護者の皆様でもよいのですが、なるべくお子様と一緒におつくりになることをお勧めします。まずはテストなどの学習予定ではなく、お子様自身が楽しみにできるようなところから記入をしていくのがよいでしょう。お子様やご家族の誕生日などから書き込んでいくと楽しくおつくりいただけると思います。


② カレンダー用のシールや筆記具などを用意していただくと楽しく進められます
自分専用のカレンダーとしてカスタマイズするために、カレンダー用のシールをお使いになるのもひとつの方法です。お子様自身がシールを貼ることで、予定を立てること自体を楽しんでいただけるようになると思います。また、カレンダーに書き込むための様々な色のペンをご用意いただくのもよいでしょう。


③予定が決まったら、すぐに書き込む習慣を
小学校で「学校行事予定表」が配られたときなどは、その予定をなるべく早く書き込むような習慣をつけておくことをお勧めします。カレンダーの中の予定がだんだん増えていくことで、毎日見るのが楽しみになってくるはずです。各校舎で実施された「新年度説明会」では、早稲田アカデミーの新学年予定などもお伝えさせていただいているはずです。お子様とご記入いただければと思います。

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