四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『進学先を決めた皆様へ』

2023.02.10

2月1日から始まった東京都・神奈川県の私立(国立・公立)中学入試ですが、ほぼ全ての学校で入試・合格発表が終了しました。それぞれの志望校への進学を決め、入学手続きが終わり、制服の採寸などの準備を進めていらっしゃる頃かと思います。


コロナ禍の中での3年目の入試。まだいろいろな制約はありますが、新しい形として定着してきたようにも思っています。時代の流れもあるのですが、Webを使った出願や発表がメインになりました。ともなって合格発表の時間も変化をしています。入試日の夜に発表される「即日発表」の学校も増えましたし、その結果を確認してから翌日の受験校を決めるというスタイルの受験パターンも増えてきています。出願方法がWeb経由になったことで、保護者の皆様の負担は減ってきているようです。10年前は出願日にご両親が手分けをして朝から学校に向かう、といったこともありましたが……。


今年も早稲田アカデミーの受験生たちはがんばってくれました。このブログは合格実績の報告をする場ではありませんので割愛させていただきますが、本当に素晴らしい結果を残してくれました(詳しい合格実績はこちらのページをご参照ください)。私が担当していた小学6年生たちも、それぞれの進学先を決めて、笑顔で「中1準備講座」に参加してくれています。受験直前期のような教室の緊張感はありませんが、中学校から始まる英語・数学の授業に真剣な目つきで参加してくれています。


中学入試が終われば、小6受験生たちは「次のステージ」へと進むことになります。入試である以上、一番行きたかった学校への進学を決められた方ばかりではありません。実質倍率が3倍の学校であれば、その学校に進学できるのは3人に1人です。進学先が第一志望校でなかった場合、涙をこぼすこともあるでしょう。ただ、中学入試は「合格」か「不合格」か、を決めるゲームではありません。その結果だけがすべてではないはずです。いままで学び身に付けてきたことが、入試が終わったところで、すべて消えてなくなるものではありません。確実にこれから先のステージで役に立つはずです。


まずは、どのような結果であれ、入試という大きな試練を乗り越えたお子様をほめてあげてください。そして、後ろを振り返るのではなく、前を向いて一歩を踏み出すことが大切です。進学を決めた学校でどのように学び、生活していくかはこれからにかかっているのですから。入試が終わって、お子様も保護者の皆様もお疲れになっていることと思います。少しゆっくりしていただくのもよいでしょう。いままでやりたくても我慢してきたことを、思う存分やらせてあげるのもよいと思います。ただ、そんななかでも、なるべく早く「次の目標」について考え始めることをおすすめします。たとえば「新しく始まる英語をしっかりとがんばる!」でもよいでしょうし、将来の大学入試へ目を向けてもよいでしょう。一つのゴールにたどり着いた今、そのゴールで立ち止まるのではなく、次のゴールを見据えてスタートを切る準備をしていただく……そんなイメージです。


「自分が勉強するんだったら、自分が受験するんだったら、どんなに楽だろうと思います」、そんなお言葉をお母様からうかがったことがあります。「見守る」というのは本当に大変なことだと、私も感じます。受験生の保護者の皆様、本当にお疲れ様でした。


「次の新たなステージ」へと向かう、お子様をこれからも応援してあげてください。私も中学入試を終えた皆様のこれからの活躍を、心より祈り、願っております。

同じテーマの最新記事

2023.02.10 『進学先を決めた皆様へ』
2023.02.08 『新年度開講にあたり ~このブログのご紹介~』
2023.02.03 『2月3日 ~中学受験の意味を考える~』
2023.02.01 『2月1日!』
2023.01.27 『祈 合格!』
資料請求はこちら
早稲田アカデミー