『受験生としての夏……』
2025.08.27
夏期講習会も最終盤にさしかかっています。
皆様はどのような「夏」を過ごされましたでしょうか。私が担当している小4クラスのある生徒は、「大阪万博も行ったし、おばあちゃんにも会いに行ったし、夏期講習会も楽しかった!」と話してくれました。また、「『全国統一小学生テスト』の決勝大会の成績上位者対象のアメリカ研修に行ったのが一番の思い出」という生徒もいましたし、「合宿が一番楽しかった」という生徒も。みんな充実した「夏」を過ごしてくれたようです。
一方で、小6クラスでは夏休みの総学習時間を生徒同士で競い合っていました。夏休み前に「夏休み中の総学習時間(受験のための学習時間)を400時間に」という目標設定をしたのですが、すでにほとんどの生徒がその目標を超え、さらに500時間を超えてきている生徒もいます。
「夏の思い出」というと、保護者の皆様は何を思い出されますか。海や山への旅行、プール、祖父母の家への帰省などが思い浮かぶのではないでしょうか。私自身の「夏の思い出」というと、たしか小学4年生のときに、父の単身赴任先である姫路で過ごした毎日が強く印象に残っています。午前中に父の机を借りて学校の宿題をやっていたとき、目の前の網戸の外に広がっていた田んぼの風景、セミの鳴き声。麦わら帽子をかぶり、虫取り網と虫かごを持って、弟と林の中を走り回っていた午後……。ノスタルジックなことを書いてしまいましたが、そんな夏と同じように、早稲田アカデミーの夏期講習会で過ごす受験生としての夏も、忘れられない「思い出」となるのだと思っています。
大きな目標に向けて一心不乱に取り組める環境は、ある意味とても幸せで、素晴らしいものだと思います。目標に向けてやるべきことに集中し、全力で過ごす毎日は、とても充実した日々なのではないでしょうか。もちろん、その日々のなかでは「苦しさ」や「難しさ」を感じることもあるでしょう。ときには「つらい」と感じて涙をこぼすことだってあるかもしれません。でも、後から振り返ったときには、それだけの「想い」で取り組んだ日々を「幸せな時間」だったのだと思うのではないでしょうか。それは、スポーツでも勉強でも同じことだと思うのです。オリンピックへの出場を目指す選手たち、甲子園を目指す球児たち、そして志望校合格を目指す受験生たち……。目標は違っても、得られる「充実感」や「達成感」は同じものだと思います。
夏休みが終わった9月、受験生クラスの「オリエンテーション」で「この夏、自分は頑張ったと思う人!」と問い掛けると、間違いなくほとんど全員が手を挙げてくれます。次に、「もうこれ以上はできないくらい頑張った人!」と聞いてみると、首をかしげながら半数くらいが自信なさそうに挙手をしてくれます。そして、最後の質問。「毎日大変だったし、『もうこれ以上は無理』って思っていたけれど、今は『まだまだ自分はやれた』と思っている人!」……多くの生徒の手が挙がります。
この気持ちが「受験生としての夏の一番の成果」だと、私は考えているのです。「もっとできる」という自分の可能性に気付くことが、秋からの本格的な入試直前の学習に立ち向かっていく、大きな推進力になるのです。単に学習内容面だけではなく、気持ちのうえでの成長、受験生としての意識をもう一段階上げるきっかけにもなると考えています。
- 2025.08.27 『受験生としての夏……』
- 2025.08.22 『早稲アカの「夏」! ~夏期合宿・夏期集中特訓が終わり~』
- 2025.08.20 『全国学力テスト』
- 2025.08.01 『いよいよ夏休み……!?』
- 2025.07.30 『自分で考えることができる、丁寧に学習できる』